こんにちは、こんばんは。
サマビーです。
わが家は「オール電化」です。
住み始めて10年以上が経ちますが、今日はご参考まで、オール電化にして良かった面と悪かった面を書いてみます。
なお、個人的な感想ですので、その点はご了承ください。
ライフラインの復旧はどうか?
今の家を建てた当時、TVコマーシャルでは「オール電化」のCMがバンバン流れていました。
その後、東日本大震災が発生して電力不足(?)となり、今ではすっかり見なくなりましたよねぇ。
ともかく、CMに感化されたわけではありませんが、わが家では「オール電化」を選択します。
別の言い方をすると、「ガス」は通っていません。
なぜ「オール電化」にしたのかと問われれば…
深く考えずに勧められたまま…というのが正直なところです…苦笑
ただし、ハウスメーカーからすごいプッシュを受けたわけでもありません。
「今はオール電化がスタンダード」という前提ではありましたが、「お好みのほうに…」というスタンスでした。
オール電化で問題はありませんでしたが、1つ気になったのは、ライフラインの数が減ることです。
その旨を伝えると、仮に大きな地震があったとして、通常は「ガス」より「電気」の復旧のほうが早いという返事でしたね。
つまり、「ガス」と「電気」にライフラインを分散させたとしても、「電気」の復旧のほうが早いので変わりはない…という意見です。
そこで、各ライフラインの普及日数について調べてみますと、2016年4月に起きた熊本地震では、
電気:1週間
ガス:2週間
水道:1週間で大きく改善(一部難航)
という結果だったそうです。
また、2011年3月11日の東日本大震災では、
電気:1週間
ガス:5週間
水道:3週間
という結果とのこと。
もちろん被災した地域によって、差はあるでしょう。
しかし、一般論として「電気の復旧が最も早い」という話は嘘ではなさそうです。
この点では、オール電化とそうでない場合との差は、さほどなさそうですね。
光熱費はどうでしょう?
では、ランニングコストの面ではどうでしょうか。
2017年の総務省統計局の「家計調査」によれば、
各家庭の平均1か月の光熱費では…
単身の場合
電気代 5,392円
ガス代 3,080円
水道代 2,189円
合計:毎月10,661円。
2人世帯の場合
電気代 9,186円
ガス代 4,285円
水道代 4,205円
合計:毎月17,666円
3人世帯の場合
電気代 10,485円
ガス代 5,133円
水道代 5,483円
合計:毎月21,101円
4人世帯の場合
電気代 11,239円
ガス代 4,911円
水道代 6,071円
合計:毎月22,221円
となっています。
うちと同じ3人世帯だと、12か月分で25万3,212円です。結構かかっていますね~。
ちなみに、今は冬場ということがあり、わが家では「電気代」だけで2万5千円くらいかかっています。
水道代を除く金額です。
「げっ…電気代だけで平均を超えてんじゃん!」と思いましたが…夏場は1万ちょいのこともあります。
そこで、わが家の「平均の電気代」を算出してみると、昨年1年間の月平均が「1万9千円」でした。
水道代はざっくりと1か月で4千円くらいなので、合計で月平均2万3千円くらいですね。
上記の平均値より、毎月2千円ほど多めにかかっています。これに石油ストーブ代もあります。
まぁ、妻がエアコンの風を嫌がるので、床暖房やオイルヒーターを使用していることも大きいでしょう。
また、人のせいにするわけではないですが、妻があまり節約をしていないことも…笑
ということで、少なくともわが家では、オール電化のほうがランニングコストはかかりそうです。
ちなみに、子どもが生まれる前、かつ、東日本大震災前は…かなり電気代が安かった記憶が。
最も安い月で4~5千円、最も高い月で1万2千円くらいだった感じです。
あと、夏よりも冬のほうが電気代がかかりますよね。わが家では、倍以上かかります。
何となく、夏場の冷房のほうが、電気代がかかりそうな気がしませんか?
でも例えば…
暖房で「10度→20度」にすると、10度の差。
冷房で「30度→25度」にすると、5度の差。
この温度差を考えると、暖房のほうがパワーを使うということでしょう。
ということで、電気の使い方にもよりますが、光熱費という意味でのランニングコストでは「オール電化」のほうが費用がかかりそうです。
ただし、この点は個人的に、さほど気になっていません。
最大のメリットは「火の元の安全」かな…
上記のとおり「オール電化」とそうでない場合について、災害時の復旧、光熱費では大きな差を感じていません。
結局のところ、私の場合、オール電化の最大のメリットは「火の元の安全」かな…という気がしています。
もちろん、オール電化だって火事の危険はあるでしょう。
しかし、「IHクッキングヒーター」だと火が出ることはありませんし、ガスの元栓閉め忘れ…という心配もない。
オーブンの中で魚(鰤)を焼いた際、オーブン内で油に火が付いて燃え上がったことはありましたが…苦笑
それはともかく…「何となく安心」という「心のメリット」がオール電化の最大のメリットかなぁ…と。
特に自分の家となると、戸締りや火の元が気になったりします。子どもがいると特にね。
その点、オール電化ですと「なんかガス臭いね…大丈夫?」なんてことはありません。
また、うちは付けていませんが「太陽光パネル」を付けているご家庭は、オール電化の大きなメリットになるでしょう。
楽しそうだったから…付けたかったんですけどね~。ちょっと高いよなぁ~。
今は進歩しているのかもしれませんが、しっかり蓄電もできたのならば、導入を前向きに考えたでしょう。
「停電」のリスクは、オール電化のデメリット1つですからね。
太陽光で電気をつくって、ためておいて、自分の家で使える…というシステムが安価で完成したら…日本のエネルギー産業は大きく変わるんでしょうねぇ。
ということで、少し長くなりましたので、今日はこの辺までにします。
そしておそらく、こちらのほうが興味があると思いますが…笑
オール電化の「デメリット」のほうは、また後日に回します。
失礼いたしました。