こんにちは、こんばんは。
サマビーです。
今日は2020年3月27日(金)。
例によって、この話を書いているのは前夜です。
昨日「ロックダウン(都市封鎖)」の話を書きましたが、早くも東京都とその周辺各県においては、「週末」の自宅待機「要請」が出ましたね。
それを受けて都内のスーパー等では、買い溜めが起こっている模様。
そんなことを全く知らず、仕事の帰りがけにスーパーに寄ったのですが…何だか品薄。
「何で?」という気分でした。
まぁ、お菓子が目当てだったので、目的は達したのですが…苦笑
改正新型インフルエンザ等対策特別措置法
長い法律名ですが、とにかく「そういう法律」があるんですね。
この法律自体は、平成24年に公布(※)されたものなので、割と新しい法律です。
で、この「特措法」(特別措置法の略)について、少し前にテレビなどで専門家が議論していました。
何を議論していたのかと言うと、この法律にのっとって色々とできるんです。
昨晩に話題になった「緊急事態宣言」などですね。
ただ、「新型インフルエンザ」用の法律なので、「新型コロナウイルス」に対して使ってしまってよいのか?…と政府は考えたわけですよ。
そこで、そのままは使わずに、ちゃんと「新型コロナウイルス」にも使えるよう法律の改正をしていたわけです。
なので「改正」新型インフルエンザ等対策特別措置法なんですね。
その点に対して、法律の改正なんかしていないで、「とっとと使えばいいじゃん!」などと議論していたりしたんですね。
まぁ、その辺は法律的な話なのでよいとして…
ともかく、この法律に基づいて「緊急事態宣言」というものが出せます(32条)。
この宣言を出すことで、次のことが行えるようになります。
要するに、国(都道府県)は、国民に対して「家にいてください~!」と言ったり、「緊急で仮設病院を作るから、土地を使わせてもらうよ~!」などと言えたりするんですね。
ちなみに、26日(木)の夜には、仮に「外出自粛要請」を出す場合、21日間(3週間)程度を目安にしている…なんてニュースが流れていました。
この「緊急事態宣言」を出すには、手続上の前提として「政府対策本部」というものを設置しなければなりません。
そして、この「政府対策本部」というものの設置も26日(木)に完了したので、スタンバイOKという状態になった…ということです。
「伝家の宝刀」が抜かれるのか!?
ネット上のコメントを見ていると、やるなら今だろ!…という声が多いようです。
後になって「あの時、封鎖していれば…」と思うよりかはマシかもしれません。
これは自分が置かれている立場によって、色々な意見があるでしょう。
健康面で問題を抱えている方や、身内に病人等を抱えている方は、これ以上、新型コロナが蔓延してしまうことへの危険を感じていると思います。
他方、ここで数週間の自宅待機をしても、完全に終息しないでしょ…という意見もあるでしょう。
ただし、「緊急事態宣言」は、いわゆる医療崩壊の危険がある場合の伝家の宝刀でもあります。
つまり、「(完全)終息」はできないとしても、医療崩壊を防ぐことできれば、ひとまずは、ある程度の目的は達するとも言える。
あと中には単純に仕事に行きたくないし、強制的に自宅待機にしてもらって、家でのんびりしたい…なんて考えている人もいるでしょうね。
まぁ、基本的には「要請」なので、会社の経営者が「出てこい」と言えば、出社せざるを得ない気がしますが…苦笑
少なくともスーパーマーケットのような店舗の関係者や、物資を運ぶ物流関係の方々は、むしろ忙しくなるような気もしますし…。
昨日も書きましたが、東京に関していえば「よほど」のことがない限り「緊急事態宣言」は出さないような気がします。
しかし、「よほど」のことが…近づいているような気もしないでもない。
具体的には、東京において1日で100人以上の感染者が発生するとか、現在の1日50人前後の感染者の発生が、あと1週間続いた場合が基準になるのかなぁ…。
厚生労働省のHPを見ると、東京の感染症病床数が500はないかな…という数です(ちまちま暗算したので、ざっくりですが…)。
1日50人が7日間続くと、感染者数は350人となので…これまでの感染者もすぐには退院できないでしょうし、医療崩壊の危険がありますよね。
まぁ、素人考えなのでしょうが、そんな印象を持っています。
ちょっとした雑感まで、失礼いたしました。