こんにちは、こんばんは。
サマビーです。
今日は2020年10月8日(木)。
少し肌寒くて、外では雨が降っています。
久々に音楽ネタで、スピッツの名曲「楓」を紹介したいと思います。
まぁ、今さら感はありますが、本格的な秋が来るということで…笑
名曲が多い「フェイクファー」
今回紹介したい「楓」という曲は、「フェイクファー」という8thアルバムに入っています。
このアルバムはとても好きなアルバムでしてね~。
1998年のリリースということで、もう20年以上も前なんですね~。
それを言ったら多くの曲がそうですが…笑
特にこのアルバムでは、恋愛に関する曲が多くなっています。
そして、個人的には「フェイクファー」というアルバム名からして印象的です。
そもそも「ファー」は、わかりますよね?
毛のふわふわしたやつ…笑
よくジャンパーなどのフードに付いているものをイメージすれば早いでしょう。
その「フェイク」なので、直訳すれば偽物の毛(皮)ということですが…
「フェイクファー」というタイトルを見たとき、私は原宿などで売っていそうな(←偏見)、ピンク色など化学繊維でできた「フェイクファー」が思い浮かびました。
下手すれば、素材感がビニール的なもの…笑
まぁ、見た目は鮮やかですが、偽物(安物)というね…。
で、この私のイメージと解釈が合っているかは別として…
「若い頃の恋愛」を「フェイクファー」という言葉で象徴しているんだな…と感じたわけです。
ただし、”偽物”とは言っても悪い解釈ではなくて…
「安物かもしれないけれど、色鮮やかでキラキラしている」という印象ですかね。
まぁ、「若い頃の恋愛」のほうが「本物」に近い気がしますしね…笑
ともかく、当時は勝手にそんなことも考えて「良いタイトルだなぁ…」と唸っていました。
ちなみに、このアルバムタイトルでもある「フェイクファー」ですが、このアルバムの最後には「フェイクファー」という曲自体も入っています。
そして、この曲には次の歌詞もあるので、上の解釈はそう外れてはいない気がします。
唇をすり抜ける くすぐったい言葉の
たとえ全てがウソであっても それでいいと
憧れだけ引きずって でたらめに道歩いた
もう1つちなみに、この曲の「前」には「スカーレット」という曲があります。
「スカーレット」は、直訳すれば「緋色」ですが、鮮やかな赤、炎の色ですね。
これも恋愛を象徴する言葉でしょうし、この曲では「無邪気なままの熱」という印象的なフレーズがあります。
この辺のフレーズなんかも込みで、このアルバムは「若い頃の恋愛」に関する曲が集められているんだなぁ~と解釈しています。
両A面のシングルでした
本題に入りましょう…笑
「楓」という曲は、アルバム「フェイクファー」の6曲目に入っています。
一言で言ってしまえば、失恋バラードですね。
すっごくキャッチーなメロディというわけではありませんが、しみじみと良い曲です。
ちなみに、「楓」は両A面という形でシングルカットもされて、もう1曲が「スピカ」という曲です。
「スピカ」もいい曲でして、椎名林檎もカバーしていましたね。
当時は、その曲を選ぶか~と嬉しくなったものです。
ところで、今の若い人に「両A面」と言っても、わからないでしょうね…笑
ちゃんと説明するには「レコード」の話から始めるべきですが…
要するに、昔のシングルCDというものには、だいたい「2曲」が入っていました。
そして、たいがいは1曲が推しの曲、もう1曲はオマケ…という構成でしたが、「2曲とも推しです!…という扱いのものが「両A面」です。
これは余談で…
「両A面」のつもりではなかったのでしょうが、結果的に「両A面」となった代表例がプリンセスプリンセスの「ダイアモンド/M」ではないでしょうか。
いや、これも2曲とも良かった…笑
ということで、曲を聴いたほうが早いですね。
以前も紹介させていただいた、「Macro Stereo」さんの動画を掲載させていただきます。
私が「楓」の中で印象的なフレーズは…
「かわるがわるのぞいた穴から 何を見てたかなぁ?」
という部分です。
誰しも、未来(将来)のことはハッキリと見えません。
ただ、小さな穴から覗くように、薄っすら、ぼんやりと恋人との将来を思い描いていたんでしょうね~。
そして、「僕のままで どこまで届くだろう?」という、ささやかな不安感。
ともかく、センチメンタルな秋の曲です。
だいたい「楓」という文字自体が綺麗ですよね~。
ちなみに、「楓」の花言葉は「遠慮」とのことです。
失礼いたしました。