こんにちは、こんばんは。
サマビーです。
昨日に引き続き、東日本大震災があった際、勤めている会社で起こった出来事を書きます。
前回の話は、下のものです。
会社に現れないAさんがいた場所は…
簡単に前回の話をおさらいしますと…9年前、東日本大震災が発生したのは、とある金曜日でした。
原発の事故も発生してしまい、土日をやきもきしながら過ごしつつ、月曜日には会社へと出社しました。
そこで社長が口にしたのは「こういう時こそ、全員が集まっている会社にしよう!」、「俺らの力を見せよう!」という内容です。
このような緊急時や災害時にでも、社員全員が会社に揃っていて、普段と変わらない力強い会社ですよ…とアピールしたかったのでしょう。
ただ、それを強制するのは、いかがなものでしょう。
社員のなかから自然発生的に、そのような空気が生まれるのならば…という気はします。
また、「うちは、こんな時でも全員そろっています」というのはアピールになるのでしょうか…。
私が取引先の会社ならば、社員がかわいそう…と思いそうなものですが…苦笑
ともかく、そんなミーティングが終わった後、まだ出社していなかった先輩Aさんから電話がかかってきました。
電話に出たのは私です。そして、Aさんは焦っていました。
何を焦っていたのかと言うと、原発事故が起こったことで、私に対しても「何やっているんですか!早く逃げたほうがいいですよ!」…という感じ。
Aさんはご実家が九州にありまして、原発事故を見て、九州に避難する途中で電話をしてきたんです。
その判断の是非は、置いておきます。
今こそ会社に集結!…という社長。
早く逃げろ!…というAさん。
ともに両極端な印象です。
どちらかというと、Aさんのほうが正しい気はしますけどね。身の安全は図られますから。
結果として、その後も変わりなく過ごしてきましたが、もしダメだった場合、逃げていたほうが正解です。
大丈夫なのか、ダメなのか…本当のところもよくわかりませんが。
ともかく、しばらく休むということでしょうから「伝えておけばいいですか?」と尋ねると、後輩に任せるのも…と思ったのでしょう。自分で言うといいます。
マズイなぁ…と思いましたが、電話をつなぐと…
その場でクビになったそうです。
なんかもう無茶苦茶…。
確かに、何の手順も踏まずに、突如逃げ出すような行為はよろしくない…とはいえ…。
まぁ1つだけ言えることは、それまでにAさんも色々と思うところがあったでしょうから、「なったらなったでいい」くらいの気持ちだったのかなぁ…と。
実際のところ、その後の会社のことを考えると、Aさんは辞めてよかったと思います。
新型コロナへの対応はどうなっているか?
ちなみに現在、うちの会社の新型コロナへの対応がどうなっているか…ですが。
基本的には、何もしていません。
フォローするわけではありませんが、そういう会社が多いでしょうね。
例えば、これを機にテレワーク(※)なんて言葉も目にしますが、実際のところ、導入できる会社(業種)と、導入できない会社(業種)はあるでしょう。
※「テレワーク」とは、情報通信技術を活用して、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語であるとのこと。
まぁ、導入するための費用の話は置いておいて、うちの会社は導入できる業種ではあります。
というか、電話でちょこちょこと連絡を取り合えば、別にテレワークじゃなくても処理可能な感じ。
フルタイムではなくても、後は週に1~2度出社すれば…という印象です。
まぁ、特に小さなお子さんがいる場合、家で落ち着いて仕事はできないでしょうから、労働者側にしてみても、どちらが良いのかは別ですけどね。
でも例えば、片親でお子さんを育てている社員さんがいるものの、そのような社員さんへの配慮は何もないです。
経営陣は、むしろ触れないようにしている気すらします。面倒だから…でしょう。
そんな会社の話はともかく、あの震災から9年が経ちました。
あれから9年…短かったのか、長かったのかわかりません。
あれから私を取り巻く環境も大きく変わりました。
しかし、変わるときって、ほんの一時で変わりますよね。
それこそ被災された方は、あの時に大きく変わってしまいました。そして今もなお、その余波を受け続けている方も多いです。
そうであったとしても、生きていかねばなりません。
前向きにとらえれば、「生きていける」とも言えます。
だから、自分自身も含めて、できるだけ多くの方の日常が笑顔になれるといいんだけどなぁ…
って本気で思います。
とりとめもない話ですが…3月11日が来るたびに、あれは何だったんだろう…なんて、あの時のことを思い出したりします。
また、あの時と比べると、私の生活も変わったなぁ…と。
そんなちょっとしたお話まで、失礼いたしました。