こんにちは、こんばんは。
サマビーです。
今日は2020年10月1日(木)。
ここ数年ですかね。アンガーマネジメントという言葉を耳にするようになりました。
今日はアンガーマネジメントについて、一般知識レベルの話を書きます。
デメリットしか生まない「怒り」は不要
一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会のホームページによれば「アンガーマネジメント」は、1970年代にアメリカで生まれたとされる「怒り」の感情とうまくに付き合うための心理教育、心理トレーニングです。
「アンガー」は怒り、「マネジメント」は管理するという意味の英語ですね。
要するに、怒りをコントロールする技術のことです。
そもそも、「怒り」を持ってしまうことはやむ得ません。
ですので、「怒らない」ことを目的とするものではなく、「必要のない怒り」をなくすことが目標とされています。
「必要のない怒り」や「怒る」ことでデメリットしかないようなものもなくす…という感じですかね。
きっと、ついイラっとして「あんなこと言わなければよかった…」みたいな経験はありますよね…笑
このスキルはきっと、仕事や子どもへの接し方などでも使えるでしょう。
ちなみに、私は自分が怒りっぽくて悩んでいるわけではありません…笑
小心者、かつ、いい加減なだけでしょうが…平和主義者です。
ただ最近、仕事の都合上、下記の書籍を読みました。
この中で「なるほど…」と思ったことがありましたので、今日は少し紹介してみますね。
怒りが発生する3段階
上記の書籍によれば、怒りが生まれるまでには、次の3つの段階があるとされます。
①出来事への遭遇 ~車に横入りされた、など。
↓
②出来事への意味付け ~横入りは悪いことだ、など。
↓
③怒りの発生 ~横入りとはけしからん!、など。
車を運転していて「横入り」された例を書きましたが、程度は別として「なんだコイツ!?」と思うのが通常でしょう。
でも、同じ「横入り」をされても、怒らない人がいたり、自分の精神状態によっては怒りません。
例えば、「病人を運んでいて急いでいるのかな?」と思えば、許せるでしょう。
また、嬉しいことがあり、とてもハッピーな精神状態ならば…
「ええでええで~! どんどん入り~!」などと、冗談すら言いそうです…笑
つまり、「同じ出来事」に遭遇しても、怒る人と怒らない人がいる。
また、同じ人間でも、怒ったり怒らなかったりするんです。
これを言いかえると、私たちは何かの出来事に遭遇して怒りを覚えた際、「怒ることを自ら選択」しているのだと言うのです。
そして、その選択の基準となるのが「コアビリーフ」という、「自分の中の価値基準」であると。
例えば、「横入り」=「悪いこと」という自分の中の基準ですね。
「悪いこと」をされたと思うから、「怒り」が発生します。
もし「横入り」も「いいんじゃん」という価値観を持っていたら、別に何とも思わないでしょう。
まぁ、横入りの例だと何ですが…笑
でね。
厄介なことに、この「コアビリーフ(自分の価値基準)」は、他人がどう思うかとか、一般常識とかは無関係なんですって。
要するに、その人が「ダメ!」と基準を持っていると、他人がどう思っていようが関係ない感じとのことです。
まぁ、わかりますよね…苦笑
で、このコアビリーフが歪んでいると…
不必要な怒りが発生しがちですし、人間関係を悪化させやすい。
その歪みを直そうぜ!…という内容でした。
色々な方法論(技術)が書かれていましたが、個人的には、この価値基準の枠を拡げるのが、怒りが発生しにくくなる近道かな…と思いました。
「そういう考え方もあるかな…」と他の価値観を認めるといいますかね。
「それがよい」とは思えなくとも、「まぁいっか…」くらいに枠を拡げるということでしょう。
で…
ここまで読んで、「何でこっちが考えを直さないといけないの!?」と思った方。
それも「歪んだコアビリーフ」に基づいていませんか?
「こっちが考え直すこと」は、本当にいけないことですか?
…という感じですね…笑
思い返せば該当することばかり…
上記の内容は、紹介した書籍から、ほんのちょこっとだけ抜粋しただけです。
ただ、なるほど…と思いました。
で、この書籍の中で「~すべき」という価値観が多い人は、怒りやすいという話がありました。
確かに、今までの怒りっぽい人を思い返すと、「〇〇のときは、△△とすべきじゃない!?」という規範意識が強い人が多かったです。
それこそ昔、アメリカ帰りの帰国子女の女性が「日本の男は、助手席のドアを開けない」と怒っていたんですね。
この人は「車のドアは男性が開け閉めすべき」「レディファーストをして当然」という価値基準があったんでしょう。
その是非は別として、当時の私としては「はぁ何で?」という思いしかありませんでした…笑
もちろん、性別に限らず、人に気を使うことはよいことですね。
できる人は行えばよいでしょう。
でも、「男性が必ず車のドアを開けなければならない」理由は、私の基準にはありません。
もっのすごい重たいドアなら別ですよ…笑
そして、考えてみると、その女性は普段から細かいことで怒っていました。
とってもいい子でしたが、確かに、少し気難しい印象はあった。
それでも、普通に仲良い友達の1人でしたが…
ある日、私に対して怒り始めたことがあり、ぶっちゃけ「面倒だな…」と思ってしまいました。
そして、かかわるのをやめます。
もちろん、「私」と友達でなくとも、何の問題もないでしょう。
しかし、同じ感じで私以外の人間からも「かかわりたくない」と思われてしまうことがあるのならば…
やっぱり「損」なんでしょうね…。
ということで、今日はちょっとしたレポートでした。