どうもサマビーです。
今日も父の「葬儀」の話を書きます。
前回の話は、葬儀会社との打ち合わせ等を終えた…というところまででした。
うちの場合は一般的な形だと思いますが、土曜日にお通夜を行い、日曜日に告別式と火葬を行う…という流れでした。
そもそも「お通夜」とは?
恥ずかしい話、私は葬儀について、ほぼ何も知らない状態でした。
ということで、念のため、そもそも「お通夜」とは何ぞや?…というところから確認しておきましょう。
簡単に言えば「お通夜」とは、 故人とのお別れを惜しむ儀式です。
一般的には、告別式の前日に行われます。
「告別式」とは、故人の冥福をお祈りして、見送る宗教的な儀式ですね。
理解が間違っていたら申し訳ございません。私の認識では…
お通夜:亡くなったなぁ…残念だなぁ…と惜しむもの。
告別式:安らかに眠ってください…とお祈りするもの。
こんな感じです。
うちは葬儀会社に遺体を保管してもらいましたが、遺体を家に移動した場合、特に身内は一緒に夜通しすごして、別れを惜しむのでしょう。それで「通夜」かと。
そして、この別れを惜しむ儀式である「お通夜」について、身内以外の方にも来ていただく形が一般的になっている…ということなのでしょう。
で、一般的なお通夜の流れとしては、
①受付をして
②参列者が着席したら僧侶が入り
③お経を読んでもらい
④お焼香をして
⑤僧侶からお話(説教)をいただき
⑥喪主からの挨拶があり
⑦通夜振る舞い(食事会)がある
…という感じです。
生前にそこまで親しくなかった方のお通夜に参列した場合、⑥までで帰るパターンも多いでしょうね。
うちの場合、②~⑥でだいたい30~40分くらいでした。
お焼香(しょうこう)の一般的な流れなど
お通夜当日、私たち身内は、指定された時間に会場に向かいました。
なお、服装について、私と妻は喪服。
息子は幼稚園の制服です。
学生さんは、学校に制服があれば制服でOKでしょう。靴は黒めのものとか、紺とかね。
まぁ、ラフな言い方をしてしまえば、「身内」の葬儀なのか、「他人」の葬儀なのかで、この辺もどこまで気を使うのかは、加減がきくでしょうね。
「身内」の場合、よほど変な格好をしていなければ、問題ないでしょうし…。
というか、”しきたり”というか、マナーに厳しい人がいるか否かによるかな。
ちなみに、私の喪服はだいぶ前に買ったものでして、その後に太ったためキツかったです。
ジャケットを羽織ることで、2日間をごまかしきりましたが…。
さて、お通夜が始まる前に、身内だけ葬儀場に集められて、父の顔を拭いたり、化粧をしたり、三途の川を渡るためのグッズをお棺に入れる…といったセレモニーがありましたね。
そして、その後にお通夜が始まり、通夜振る舞い(食事会)までが終わると、その日は終了です。
なお、お通夜ではお焼香を行います。
抹香というらしいですが、茶色いお香の粉をつまんで、香炉の中に入れるやつです。
呆れていただいて構いません。
私は色々と勘違いをしていました。
まず、そもそも、”つまむ”ものは、「灰」だと思っていました…。
理由はありません。そう勘違いをしていたんです…。
なので、香炉(煙が出ている器)に、指を突っ込もうとしました。
しかし、ふと横の息子(4歳)を見ると、息子もこっちをチラチラ見ながら、ちゃんと抹香をつまんで香炉に入れていたので…マネをしました。
私は直前で、ヤケドを回避します。
そもそも「お焼香」というものは、お焼香をする人自身の穢れを落とすために行われるようです。
お香の粉を、熱を持った香炉に入れて、良い香りを漂わせるわけですね。
ちなみに、抹香は、右手の親指・人差し指・中指の3本で少量をつまむそうです。逆に言えば、薬指と小指以外です。
あともう1つ勘違いしていましたが、抹香をつまんだ後、おでこの前に持ってきたりしていました。
しかし、そういうものでもない(→そのまま香炉にくべればよい)らしいです。
何か祈りを込めて、くべるものかと…。
別に問題はないのでしょうが…。
これは、息子が「私をマネ」してしまいました…苦笑。
せっかくですので、お焼香の一般的な手順を紹介しておきますと、以下のとおりです。
ちなみにうちの場合は、3人くらいずつお焼香を行うパターンでした。
①前の順の人が焼香を終えて戻ったら、席を立って、焼香台の前に移動。
②焼香台の手前まで移動し、遺族に一礼。
③遺影(故人の写真)に一礼。
④宗派ごとに定められている回数の焼香を行い、合掌して一礼。
⑤再び遺族に一礼して、席に戻る。
なお、焼香の回数は宗派によって異なるそうです。
きっと、始める前に説明があると思いますが、もし説明がなかったとしても、お焼香は「喪主→遺族→参列者」の順で行います。
よって、前の人を見ておけば対応できるでしょう。不安な方は、そこを見逃さないでください。
ちなみに、上記②③の挨拶について、最初に出て行った喪主である兄が、「参列者→身内→遺影」の順で一礼をしたところ、多くの参列者がそれをマネしてしまいました。
そして、3人くらいずつお焼香を行うパターンだったところ、正しいと思われる「まずは遺族に一礼」をする方と「参列者に一礼」する方との一礼がクロスする事態が多発しました…笑。
皆さんちゃんとしているようで、自信がなかったりもするんだな…と、ホッとできるエピソードでしたね。
ある意味、本当にお通夜を行いました
「お通夜→告別式」は、2日間にわたって行われましたが、その葬儀会社では、遺族が葬儀を行った建物に宿泊できるサービスがありました。
で、私の家族はその建物に宿泊することとしたんです。ちょっと遠かったですしね。
普通のホテルや旅館のような和室の部屋があり、お風呂もありました。
通夜振る舞い(食事会)で残った食事を取りまとめて、部屋まで運んでもいただけたので、それが夕食となりましたね。かなり豪勢な感じになりました。
息子はジュースが飲み放題で、喜んでいましたし。
で、無事に1日目のお通夜は終わり、みな解散しましたが、土曜日だったこともあり、その夜には葬儀会社の社員さんたちも、全員その建物から帰ることになります。
つまりその晩、その建物には私たち家族(私・妻・息子)と、父(の遺体)のみとなりました。
しかも防犯のため、夜間はビルのドアが閉じられ、外出禁止に。
なんか…ちょっとしたバイオハザード感が…。
まぁ、父の遺体なので、怖くはありませんでしたが…笑。
ともかく、ある意味、私の家族にとっては、本当のお通夜となりましたね。そして、その翌日に「告別式→火葬」となります。
少し長くなりましたので、
その話はまた次回に。