オール電化にして良かった面と悪かった面(その2)

暮らし

こんにちは、こんばんは。
サマビーです。

前回に引き続き、オール電化の家で10年以上の生活をして、個人的に感じたことを書きます。

個人的な感想ですし、その点はご了承ください。

前回はメリットを書きましたが、今回はデメリットについて書きます。

スポンサーリンク

そもそも「オール電化」とは

前回、「オール電化」の説明はいいかな…と省略しましたが、念のため、そもそも「オール電化」とは何ぞやという話も触れておきますね。

オール電化(住宅)とは、調理、空調、照明、給湯などの熱源を全て電気で賄う住宅のことです。

まぁ、電気のみを使用して、ガスを使わない住宅と考えれば早いでしょう。

その結果…

キッチンIHクッキングヒーターを使います。

給湯…ガスではなく、電気でお湯を沸かします。
「エコキュート」という温水器が一般的に使われています。

暖房…ガスヒーターや石油ストーブではなく、エアコンやオイルヒーター等を使います。

という違いが一般的です。

なお、給湯(エコキュート)について、通常は安い深夜料金の電力を使って、夜間にお湯を沸かします。

そのお湯を溜めておいて、日中に使うということですね。もちろん、お湯がなくなると、日中でも沸かされます。

で、安価となる深夜料金を上手く利用することで、光熱費を安くできるというのがオール電化のメリットと言われています。

しかし、わが家では、割と電力を使う暖房器具(オイルヒーターや床暖房)をバンバン利用していることと、深夜料金を積極的に利用していないので、むしろ光熱費は少し高い…という話を前回にしました。

まぁ、深夜料金を上手く使うといっても、食洗器や洗濯機の利用を午後11時~朝7時の間に行う…というくらいですかね。

なかなか余裕がないので、そこまで気を使っていない…というが実情です。

そして、個人的には「火の元の安全(安心感)」が、オール電化の最大のメリットかな…というのが前回のお話でした。

最大のデメリットは修理費用か⁉

さて、オール電化のデメリットの話に入りましょう。

まずは、考えられるデメリットの一覧をあげます。

①停電時に困る
費用がかかる
③設置場所の問題
④水圧がちと弱い
お湯が出るまでに少し時間がかかる(2階)
⑥お湯は飲まないほうがよい
⑦IH対応の調理器具が必要

では、それぞれコメントしていきます。
特にデメリットと意識しているのは、太字の2つです。

①停電時に困る

まずは停電の際に、すべての家電等が止まる…というデメリットです。

ただ幸いにも、今のところは停電(ごく一時的なものは除く)の被害に遭っていないので、このデメリットは感じずに済んでいます。

ただ、これはオール電化でなかったとしても…困りますよね。

しかも前回に書いたように、一般的にはガスよりも電力の復旧のほうが早いです。両方とも止まる災害があった場合が前提ですが。

なお、停電時のためではありませんが、わが家では石油ストーブを買いました。

最悪、灯油があるうちは冬場は暖を取れますし、多少の”灯り”は確保できます。

とはいえ、夏場の場合、エアコンが使えないのは怖いです…。

ただそれもオール電化でなくても、変わりはありませんからね。

その点で、日常生活のうえでは、感じていないデメリットです。

②費用がかかる

個人的には、これがオール電化の最大のデメリットです。

「オール電化」というよりは、ほぼ「エコキュート」のデメリットかな…笑

そもそも初期費用も高いですが、エコキュートの寿命は10~15年と言われています。

実際にうちでは、8年目に故障して、修理に25万円以上かかりました。

「新品」ではなく、「修理」の代金です。

通常の保証期間は、延長していたとしも5年~8年程度です。

そして、わが家では、保証期間経過「直後」に故障しました…苦笑

「修理」ですので、この先、他の部品が壊れるかもしれませんし、どこまで持つのかもわかりません。

この辺の話は、別途まとめようと思います。

③設置場所の問題

やはりエコキュートの話になります。

お湯を貯めておくものなので、それなりに大きいです。

よって、新たに設置する場合は、場所の問題も出てきます。

ただうちの場合、建ぺい率の問題でデッドスペースとなる場所がありまして、そこに設置してあるので、個人的にはデメリットとはなっていません。

④水圧がちと弱い

これもエコキュートの細かいデメリットですね。

特にわが家では2階にお風呂があるので、シャワーの勢いが”気持ち”弱い。

気にならない人も多いと思います。今では私も気にしていません。

ただ、旅行先のホテルなどで、勢いのあるシャワーを浴びると「気持ちいい~」と感じます…笑

そもそも水圧が強いタイプもあったんですが、確か5~6万円高かったので、ケチってしましました。ここはやんわり後悔です。

家のことに関しては、ここをケチったことと、コンセントの数をケチったことは反省点ですね…笑

あと実際に使ったことはないので、わかりませんが…近年のエコキュートでは、この点は改善されているのかもしれません。

⑤お湯が出るまでに少し時間がかかる(2階)

これもエコキュートの細かいデメリットです。ガス給湯器を使うと「良いな~」と実感することがあります。

1階では、すぐにお湯が出てきます。

しかし、2階では、お湯が出てくるのに時間がかかるんです。

特に冬場はシンドい。

どのくらい時間がかかるかと言うと、2リットルの加湿器の水が溜まるくらいの時間ですかね。

ガス給湯器では、あまり感じないデメリットだと思います。

ですので、朝に顔を洗う際や、夜にお風呂に入るとき、少しお湯(水)を出しっぱなしにしてから…みたいになります。

費用以外では、これが大きめのデメリットと感じていますかね。

⑥お湯は飲まないほうがよい

個人的に、かなり細かいデメリットでして…忘れがちです…笑

エコキュートでは、お湯を沸かして溜めておくため、衛生面の保障はありません。

なので、お湯は飲まないほうがよいらしいです。設置した際に言われました。

ちなみに、水道のお湯をそのまま飲むことは、まずありませんが…このブログを書くまで、すっかり忘れていました…苦笑

理由としては、高温で温められたお湯が保温して置かれるために、水道水に含まれる殺菌成分(カルキ)が抜けてしまいます。

また、電気ポットを使っていると、カルシウム成分などが堆積しますよね。同じ現象がエコキュート内で起こる…と考えればよいでしょう。

電気ポッドならば、たまに洗浄もできるでしょうが…エコキュートの洗浄までは考えていなかった…。

忘れていたくらいですし…苦笑

実際のところ、どのくらい問題があるのか、また、ひょっとして問題はないのか…についての詳しいデータが見つかりませんでしたが、そんなデメリットもあります。

⑦IH対応の調理器具が必要

これは本当に細かいデメリットです…笑

滅多にありませんが、例えば「このポットいいね…」と買おうとすると、「あ…IHに対応していない」と思うことが稀にあります。

とはいえ、近年のものは、ほぼIHに対応しているので、ささやかなデメリットです。

今から選択するなら、どちらを選ぶ?

以上を踏まえて、私が「今から選択」をするのならば、どちらを選ぶのか?…をコメントをしておきます。

「今」ならば、オール電化にしません。

ただし、「どちらでもよい」という感じでもあります…苦笑

変な話、今日だったら「オール電化」をチョイスするけれど、明日だったら「オール電化にしない」にするかもしれない…というレベルです。「火の元の安心感」というのも大きいんですよね…。

ただ、「お金」のことを考えると、オール電化にはしないでしょう。

そもそもわが家では、光熱費が安くなっていません。この10年で電気代も上がりましたしね。

また、初期費用だけではなく、既にその後、エコキュートの修理代金に25万円くらいかかっています。

ガス給湯器でしたら、15~20万円で「新品」に取り換えられたでしょう。

しかもこの先、高額の修理費用等がかかる可能性が高い。

そして、まだ子どもがいなかった時代と比べて、今はお金が必要!…笑

ということで、「今」だったらガスを使うかな…。

あと、これは本当に気のせいなんでしょうけど、ガスで沸かしたお風呂のほうが温かい気がするんですよ…。

もちろん、電気で沸かしたお風呂も十分温かいです。

でも、なんちゅ~かな…ガス給湯器のほうが、芯まで温かい気がするというか。

まぁ、これは気にしないでください…笑

ということで、今日時点での結論は、中華料理は火が命と言われますし、やっぱりガスだね!…ということで。

まぁ、ご参考になるかはわかりませんが、ちょっとした報告まで。

失礼いたしました。

タイトルとURLをコピーしました