こんにちは、こんばんは。
サマビーです。
今日は2020年8月18日(火)。
お盆休みが終わって、今週から仕事の人も多いのではないでしょうか。
私はまとまった休みをとったわけではありませんが、母の葬儀も終わり、3連休明けの昨日は1日中、頭がボ~っとしている感じでした。
で、夜は爆睡して、更新し損ねたと…笑
ということで、昨日は一休みを入れましたが、8月初旬に息を引きとった母との最後の10日間の続きを書かせていただきます。
前回の話は、下記リンクをご参照ください。
残るはタブレット面会での応援のみ
前回までを簡単に振り返りますと、7月末に、2年ほど闘病生活を送っていた母の体調が悪化し、救急搬送されます。
母は重度の肺炎を患っていたことがわかり、入院後に悪化して「1週間はもたないだろう」と診断されました。
病院では新型コロナ対策のため面会が禁止されていたものの、特例で代表者1名が10分間だけ面会を許され、私が面会をしてきた…という話が前回までの話です。
母と面会をしてきたのは、8月2日(日)のことです。
特例で認められたこの面会を終えたことで、母は退院をしてこない限り「いよいよ…」というタイミング以外、家族であろうが面会ができなくなります。
病院では適切な処置をしていただけますし、家族の負担は思い切りなくなります。
また、辛そうな母を見なくて済む…という点でも。
ただ面会の際、まだ頑張ろうとしている母の姿を見て、結果はどうあれ、母を応援したい…という気持ちが沸き上がりました。
この点、直接の面会は禁止されているものの、いわゆるZOOMとタブレット端末を使った面会は可能だったんですね。
ZOOMとは、オンラインミーティングなどで使われるあれです(←説明になってない?…笑)。
要するに、テレビ電話のようなものですね。簡単に使用できます。
そこで直接面会した翌日、8月3日(月)に病院へ連絡して、タブレット面会の方法を確認しました。
というのも、残された時間が少ないため、その日の夜にでもタブレット面会を行いたいと考えたんですね。
しかし、タブレット面会が可能なのは、お昼過ぎの一定の時間のみ。
病院へ連絡をした時点で、その日の面会は終了していました。
そこで一応、妻や兄弟にもタブレット面会の手順を伝え、誰かが行ってくれるといいなぁ…と期待しましたが、皆それぞれ忙しい。
というか、直接母と会ってきた人と、それ以外の人との気持ちの温度差かもしれません…。
ともかくその日は、タブレット面会を行うことができませんでした。
これで8月3日(月)は終了。
母が救急搬送された日から、4日目のことでした。
仕事を取るか? タブレット面会を取るか?
上で書いたように、タブレット面会が許されるのは、お昼過ぎだけです。
私が行うには仕事を休むか、会社から行う形になります。
しかし、母には息子を見せてあげたかった。
そこで、一刻も早く会社を休み、タブレット面会を行いたかったのですが…
翌日の8月4日(火)には、社内の定例ミーティングがあったんですね。
少なくとも私的には、しょうもないミーティングです…笑
私がいなくても何の問題もありませんしね。
まぁ、「ミーティング意味ない問題」や「時間の無駄問題」は、多くの会社の抱える問題でしょう。
日本の会社だけの話なのか、世界的にもそうなのか?
ともかく、この辺は過去に書きましたが…
勤め先の社長はこのミーティングを「直接に集まって行いたい」がゆえ、緊急事態宣言時も全員参加を譲りませんでした。
そして、シカトしてオンラインで参加した社員がいたりしたため、機嫌が悪くなったわけで…。
とはいえ、こちらの事情も事情ですし、理由を言って休んでしまっても問題なかったでしょう。
ただ、その後に母が本当に危なくなった際、また亡くなった後、また休みを取らねばなりません。
それに、勤め先の社長はねちっこいヤツですし…後で根に持たれても困る。
そんなわけで8月4日(火)のタブレット面会はあきらめ、翌8月5日(水)に持ち越すことにします。
まだ大丈夫かな…という思いはありましたが、いつどうなるかわかりませんでしたし、明日まで持ってくれ…と祈る気持ちでしたね。
ちなみに、有休をとればいいじゃん…と思う方もいるかもしれませんが、私が勤める小規模閉鎖会社には、そんな制度はありません。
私が見てきた限り、小さな会社なんて、そんなものです…苦笑
労働基準法のへったくれもない…というのが現実です。
まぁ、有休制度がない代わりに…というか、業務内容的に、勇気(とそれなりの理由)があれば、いつでも休めるんですけどね…笑
ということで、急遽、翌日の8月5日(水)に休みをとって、タブレット面会に挑むことにしました。
ひたすら応援するのみ
8月5日(水)に行ったタブレット面会の目的は、画面越しとはいえ、息子の姿を見せること、そしてひたすら応援することです。
直接の面会から2日ほど経過し、母がどうなっているのか…わかりませんでしたが…
看護師さんの話では、「横ばい」と聞いておりました。
タブレット面会のスタート時間は午後2時30分からの15分間。
ZOOMを使ったことがなかったので「失敗するわけにいかない」というプレッシャーはありました…苦笑
また、まだ息子が夏休みに入っていなかったところ、息子が家に帰る時間は、だいたい午後2時半前後とギリです。
朝は息子に状況を説明して、真っすぐ家に帰るようお願いをしておきました。
そして、面会の時間になると病院から電話があり、使用するZOOMのパスワード等が伝えられます。
ここで設定できないというミスは許されない…と少し緊張しましたが、看護師さんと話をしながら設定できたので、スムーズに設定は完了しましたね。
まずは、ホッとしました。
しかし、ホッとしたのも束の間、次は母がどのような状況になっているのか…緊張します。
そして、病室の母が画面に映し出されました。
日曜日に会った際、母は座った状態でしたが、その時は完全に横たわっていました。
もう座るパワーも残っていなかったのでしょう。
画面越しからも、さらに弱っていることがわかります。
「弱っている」というか…もう死が直前であることが私にもわかりました…。
しかし、私が画面から話しかけると、私の姿も見えたようです。
手を挙げてくれました…。
もうここまで来れば…逆に腹はくくれていました。
「お母さん頑張ってね~!」と元気よく励ますだけ。
すると、そのタイミングで息子が帰ってきたので、息子と妻もZOOM面会に参加です。
あとは3人で「お婆ちゃん頑張れ~!」と連呼しまくりました…笑
そして、「また面会するね!」と伝え、面会を終えました…。
その後、看護師さんから別途電話があり、現在の母の状況等の説明を受けて終了。
これが母が救急搬送された日から、6日目の話でした。
ただ、タブレット面会を終えた後、「ああすれば良かった…」という点に色々と気がつきます。
例えば、こちらもタブレットを使って、息子がピアノを弾く姿を見せてあげたかった。
その日は自宅のデスクトップPCから面会しましたが、こちらもタブレットを使えば場所は自由です。
それこそ外から面会して、外の景色と、走り回る息子の姿を見せてあげても良かった。
そっちの方が良かったかな…。
そこまで考えつかなかった…というのが正直なところです。
そんなこともあり、その週末の金曜日にもう一度会社を休んで、タブレット面会を行おう…と考えましたが…
それは間に合いませんでした。
タブレット面会を行った翌日の8月6日(木)の仕事後、病院から連絡があり、私は病院へと向かうことになります。
ということで、長くなって恐縮ですが…
というか、誰がこんな話を読むんじゃ…という気持ちがありますが…苦笑
また次回に続けさせてください。
失礼いたしました。