子どもの便秘との3年間(その1)「見張りイボ」とその対応策

子ども

どうも、サマビーです。

今日は便秘がちな息子が、1歳4か月頃から3年間ほど浣腸かんちょうを続けていた話を書きます。

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初めて聞いた「見張りイボ」と対応法

先日まで投稿していた「子どもの形成手術」のシリーズの最後で触れましたが、

ある時、息子がウンチをすると痛そうに泣くようになりました。1歳4か月くらいの頃です。

1回目は「たまたまかな?」と思いましたが…

2回目に泣いたとき、肛門近くの小さな“できもの”に気がつきます。

「こりゃ何じゃ?」と思い病院に行くと、子どもが泣くのはそのイボが原因でした。

「見張りイボ」というものです。

それまで私は「見張りイボ」という言葉すら知りませんでした。

「見張りイボ」とは、硬いウンチをすることにより肛門の粘膜や皮膚を傷めてしまい(切れ痔)、傷がふさがってはまた切れる…を繰り返すことで、まわりの皮膚が「イボ」 のように盛り上がってしまったものです。


ウンチをするのに痛いと、当然ウンチを嫌がるようになります。

そしてその結果、さらに便秘が悪化する悪循環に陥りかねません。早めの受診がよいでしょう。

ちなみに、「見張りイボ」はほとんどが女の子に発症するそうです。女の子のほうが便秘気味なのでしょうか。

で、病院に行くと、はじめに軟膏を渡されました。

「こんな塗り薬で治るの?」と思いましたし、実際にうちの子のイボは治りませんでした。

しかし、この話を書くために調べますと、まずは傷んだ粘膜を治すためのもののようです。

結局、「見張りイボ」を治すためには、刺激をしないようにウンチがやわらかくして、消失するのを待つとのことでした。

また、大きな病院(便秘外来)も受診するよう勧められたので、足の指の手術を行った病院に行くこととなりまして…、

手術が一件落着した直後またお世話になることになりました…苦笑


そして、毎回ではありませんが、息子はウンチの際に痛くて泣く状態だったため…

・食事の際に、飲み物に下剤(※)を数滴混ぜて飲ませる
朝晩の浣腸

 ※ピコスルファートというもの

が、その日からの日課となりました。

さらに、「ウンチノート」を付けるように言われました。

ウンチが出た日時と状態を記入して、定期的(3~4か月に1回)に、病院の先生に提出することになったんです。

まるで、夏休みの宿題(日記)を付けるような気分です。


そんなこんなで、その後「見張りイボ」はどうなったのか?…ですが、

記憶が曖昧で恐縮ですが…浣腸などで柔らかいウンチをさせるようになってから、割とすぐに「見張りイボ」は消えていたと思います。

記憶がないほど、本当に気がついたら、消えていました。

浣腸はいつまで続けるの?

下剤の使用、朝晩の浣腸、ウンチノートをいつまで続けるのか…ということですが、病院の先生に聞くと、毎日ちゃんとウンチをすることが習慣化したら卒業、ということでした。

結論として…

浣腸以外は今でも続けています。

ただし、「ウンチノート」への記入は、夏休み最終日の子どものように、あやしい記入方法になっていますが…。

2020年4月1日追記

おかげさまで、2020年4月1日をもって「便秘外来」への受診、下剤の使用、ウンチノートの記載は終了いたしました!
足掛け5年ほどでしょうか。ちなみに、半年に一度しか「便秘外来」には行っていなかったので、行くたびに先生もうろ覚えでした。いかほどの意味があるのかも不明でしたし、ここ1~2年はウンチの習慣化もできていたので、こちらから促してやめることとなったそうです…笑

ということで、この話には「子どもの便秘との3年間」というタイトルを付けましたが、何が「3年間」なのかというと、浣腸を続けていた期間ですね。

で、朝晩の浣腸は手間でしたが、不思議とあまり大変だった記憶はありません。

やっぱり心配するのって、すごく疲れるってことでしょう。

この先にまとめるつもりですが、息子が喘息発作を起こしたときなんかは、見ていられないというか…そばにいるだけでどっと疲れますし…。



その点、浣腸は心配する話ではなかったですし、すればスッキリするくらいで、精神的な負担はありませんでした。

なお、「ウンチが習慣化したら卒業」とは言っても、浣腸で言わば強制的に朝晩2回のウンチをするわけですし、それ以外にウンチが出ることはさほどありません。

いつ習慣化したと判断するの?…という疑問はありました。

ただしある時、病院の先生が「ウンチノート」を見て、浣腸は1日1回でいいよ…とおっしゃってくれまして、3年間のうち、最後の1年間は1日1回でした。

要するに、とにかく続けるということが大切だったのでしょう。

単打をコツコツと打ち続けたイチローがレジェンドになったように…、

ウンチをコツコツとし続けたわが子。


ごめんなさい。
ふざけました。


あと、ぶっちゃけて言いますと「3年間続けた」と言っていますが、病院の先生から止めてOKが出たのは「3年半後」くらいです。

というのも、浣腸開始から2年半ほど経った頃、妻が息子に自分でウンチをする習慣を身に付けさせようと、5分でも10分でも、毎朝息子をトイレに座らせはじめたのです。

出ようが出まいが、
また、出そうか否かは、関係なし。

すると、息子は自力で毎朝ウンチをするようになりました。もちろん、それまで2年半くらい浣腸を続けていたことが大きいのでしょう。

ということで、3年経過時に浣腸は勝手にやめたんです…(すみません)。

そして、その半年後くらいに止めてOKとのお達しがでた…というのが本当に流れですね。

ということで、少し長くなりましたので、次回に続けます。

こんな話を書いていたら、私もトイレに行きたくなりそうです…笑。

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