子どもの形成手術 その1(多指症)

子ども

どうも、サマビーです。
「子どもシリーズ」ではありますが、今日からは別の話を書こうと思います。

息子が1歳の時、足の指の形成けいせい手術を行った話です。

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「形成」と「整形」の違い

うちの子は、足に多指症たししょうがあり、1歳になった頃に形成手術を行いました。

多指症とは、ざっくりと言えば、指の数が多い先天的な症状です。

もう少しちゃんと書きますと、多指症は、手足の先天性の形状異常の1つで、本来は片方に5本であるはずの指が、それよりも多くなっている状態を指します。

手の親指や足の小指に生じることが多く、通常は1歳になった頃を目安に手術が検討されます。

そんな小さい頃に行わなくても…と思うかもしれませんが、お医者さんに聞いた話では、幼い頃のほうが骨が柔らかいこともあり、その方が良いらしいです。

本人も手術の恐怖がないうちに処置してしまったほうが良いかもしれませんし、すぐに忘れてしまうでしょう。

実際にうちの子(5歳)は、もう覚えていません。


ちなみに、「形成」手術とは、生まれながらの異常や怪我等で、見た目のよくない部分を改善する(治療する)手術とのこと。

要するに、見た目の改善です。

はじめて「形成」手術と聞いたとき、整形せいけい手術のことを「形成」手術とも言うのかな?…と思いました。

昔、捻挫ねんざしたときとかに行った「整形外科」の「整形」と思ったのです。

しかし、「整形」は、運動機能を回復させる治療のためのもので、見た目の問題を改善する「形成」とは分類が異なるようです。

なんだか頭がこんがらがりそうですが…

ともかく、うちの子の場合、左足の小指に多指症がありました。

見た目に指が6本ある、とかではなく、見た目は5本です。

小指の中の「骨」が2本ある状態で、見た目的には、小指だけ“ずんぐりむっくり”な感じですね。


前に少し触れましたが、うちの子の出産は割と大変でした。

産後のチェックで「足の指の数が多いかも…」という指摘を受けましたが、その時はとにかくホッとした気持ちでいっぱいで、深く考えませんでした。

「多い分には切ればいいでしょ」と、軽口をたたいていたほどです。

心配をするのが、嫌だったこともあります。

そんなこんなで、息子は1歳になった頃に、足の小指を削る手術が決まっていたのです。

セットで治った風邪と肺炎

うちの子の場合、必ず手術をしなくてはならない…というわけでは、なかったようです。

お医者さんからは、機能的には問題なさそうだし、この先、本人に歩きづらいとかがなければ、あとは「見た目の問題」とのことでした。

足の小指で、見える部分じゃないし「やめてもいいのかな…」とも思いました。

しかし、小指が外側に飛び出していることは確かで、靴擦くつずれ防止のためにも、やっておいたほうが良いかな…と。

1歳になる頃までに2~3度病院へ行き、先生と相談しながら、1歳の誕生日前に手術を行うことになりました。

ちなみに、息子の入院(手術)は「寝ない子どもとの1年間 その4」で触れた、妻が卒乳をした2週間後くらいの話です。



妻は抗生剤を飲み始めて快方に向かいますが、その時、息子も風邪を引いていました。

風邪を引いた状態では、手術を行えません。

しかし入院当日、息子には少し熱がありました。

37度ちょいだったので微妙~でしたが、私たちが判断することでもないですし、病院に向かいます。

時期は1月の真冬。
外では冷たい風が吹いていました。

以前、地獄のローテーションの話をしましたが、息子は「少し良くなってはぶり返す」という状況を”かなり”続けており、

いったい、いつになれば
風邪が治るのだ‼

と考えていましたし、それこそ…

暖かい季節が来るまで、
ちゃんと治る気がしない

…というネガティブな心境にもなっていました。

その辺の話も今後まとめますが、うちの子は3歳後半くらいまで、風邪をひいていない期間は、年間の何割くらいあるのだろうか…と考えるほど身体が弱かったです。

で、これが関係あるのかはわかりませんが…、

手術前と手術後、息子も抗生剤を飲みました。感染予防のためとか何やらで。誤っていたら申し訳ありません。

さらに、入院から10日間ほど、妻と息子は暖か~い病院内で、大人し~く過ごさねばならなかったので…

2人とも退院する頃には、
風邪がきっちり治っていました。

手術前に、ここまでは考えなかったですね…。


しかし、10日間の入院を付き添った妻は、大変だったと思います。

手術後は車いすを借りて、病院の一画をひたするグルグル回る日々。乳児用の小さな車いすがあるんですね。

1歳になろうとする時期でしたので、ちょうど息子は、立って少し歩き始めようとする時期でした。

といいますか、手術当日、息子は初めて、自力で歩いたそうです。

当時は「せっかく歩き始めたのに…ここで中断はもったいないなぁ…」と残念でしたが、今思うと、歩きはじめる前で良かったのではないかと。

動き回って遊べる2~3歳児を10日間もジッとさせるのは、ちょっと大変…。

ということで、今日はこの辺まで。

次回は入院時の話から続けます。

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