【身内が脳梗塞】どうする、どうなるの経験談【その後】

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どうも~サマビーです。
今日は2021年3月9日(火)。

今日はちょっと重たい話ですが…

先日、ママ友の親御さんが脳梗塞で倒れてしまったんですね。

脳梗塞は、自身の親の経験も含めて、やはり冬場に多い印象です…。

そのママ友に親御さんは高齢ですし、後遺症がないといいなぁ…と思いましたが、どうも全麻痺に近い状況の模様。

数年前に亡くなった私の父親も脳梗塞で何度も倒れまして…それは大変でした。

そして、そのような際、普通は経験がないでしょうし、こちらは何をどうしてよいのかわからないんですね。

そこで今日は自身の経験を踏まえて、親が脳梗塞を発症してしまった場合…

その後どうなるのか、どうすればよいのか…の経験談を書いてみたいと思います。

ちなみに、今日の話は、あくまでも個人的な経験談と雑感です。

私は専門家ではありませんし、症状や家族の状態等で本当にケースバイケースだと思いますので、その辺はご了解ください。

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大きくルートは3つでは…

ある程度の年齢の方が脳梗塞となった場合、その後のルートは大きく3つなのかなぁ…と思うので、その3つに分けて書いてみたいと思います。

①後遺症が(少)ないケース

この場合、親御さんの年齢等にもよりますが、状態が落ち着いて退院後、元の生活に戻るのだと思います。

そして、再発防止のため、定期的な通院と、いわゆる血液をサラサラにする薬などを飲むことになるでしょう。

発症してしまった場合でも、これが最も幸いなケースだと思います。

私の父も、はじめはこのケースでした。

ただ、身内の方が同居している場合、日常的に心配が付きまとうとは思います。

例えば、私なんかは父が少し強めに咳込むだけで、「大丈夫か?」とドキッとしたりね…。

ただ、平穏に1年とかが経過すると、ある程度、慣れてはいきました。あまり心配しすぎても身が持ちませんしね…苦笑

そして、周囲の話なども聞いていると…そのまま普通に生活して、生涯を終えられる方も多いようです。

ですので、できる予防は行い、そうなることを祈るだけですよね。

ちなみに、発症直後は呂律ろれつが回っていなかったり、症状が悪そうに見えても、時間とともに回復するパターンも多い印象です。

私の父の場合、発症直後はICU(集中治療室)に入り、まともに会話すらできない状態だったことが3回はありました。

そして、医師からは後遺症が残るだろう…と言われたケースでも、その3回ともほぼ元通りに戻りましたから。

なお、私の父は10年にわたって、5回ほど脳梗塞を繰り返したので、正直、回数はあやふやです…。

逆に言うと、最期の入院となった脳梗塞を発症するまでは、後遺症なく回復し、元の生活に戻ることができていました。

②そのまま亡くなるケース

父の最後は、このケースでした。

4回目だか5回目の脳梗塞を発症し、その入院中にもう一度、脳梗塞を発症してしまいます。

そして、そのまま数日後に亡くなりました。

それまでの(おそらく)3回の発症時は、幸運にもほぼ後遺症がなく、退院後は元の生活に戻ることができていました。

しかし、その際の脳梗塞では、左半身麻痺となります。

当時80歳という年齢もあり、正直なところ、その先のリハビリに耐えられるのか…

リハビリを頑張れたとしても、半身麻痺の状態で80歳、リハビリテーション病院から退院した後の生活はどうなるのか…という暗澹あんたんたる思いでした…。

しかも同時期、母も大病を発症して、仕事と2つの病院を行き来する日々。

私は息子のこともありましたし、私を含めて身内はボロボロに疲弊していた時期です…苦笑

余談ですが、この際は仕事でも色々とありました。

これはやむ得ないと思いますが、しょせん会社の人間(特に上の者)は他人です。こちらの事情になど構ってはくれません。

ある程度は、気を使ってくれましたけどね。会社にもよるでしょうし…笑

ただ、気を使ってくれても一時期だったりして、結局は色々とあり、こりゃ付き合いきれない…とこの時期から、私は会社との距離を置いていきます。

別の言い方をすれば、出世は捨て、ひとまずクビにならない程度の最低限の働き方に変えました…苦笑

で、話を戻すと、とにかく当時は何をどうすればいいのかわかりません。「その時にできること」を繰り返すだけ。

ただ、父のリハビリテーション病院への転院手続を終えた直後(その夜)、父は再び脳梗塞を発症し、数日後に息を引き取ります。

どう思われるかはわかりませんが…正直助かった…という気持ちでした。

身勝手でしょうが、辛そうにしていた父のことを考えても…です。

変な言い方でしょうが結局、父は家族に迷惑をかけることなく、また、お金をかけることもなく、綺麗に亡くなっていきました。

③後遺症が残るケース

この場合、程度にもよりますが「搬送先の病院」→「リハビリテーション病院へ転院」→「そして退院」→「自宅で介護、or、施設」という流れになると思います。

ちなみに、自身の経験上では、特に小さめの病院ですと、適宜指示をくれるわけでもありません。

ただ、通常は「何をどうすればよい」のか、わからない状況だと思うので…

遠慮することなく、疑問点や不安な点どんどん病院側に相談されると良いでしょう。

おそらく相談員(ソーシャルワーカー)もいますからね。

また、何を聞いたらよいのかわからない場合は、そのまま尋ねればOKかと。

つまり、「今後、何をどうすればよいのでしょう…」と相談するんですね。

また、リハビリテーション病院への転院が必要となる場合でも、搬送先の病院にリハビリ科があれば、そのまま院内で転院できるかもしれません。

しかし、そうでなければ、転院先を探して、転院手続が必要となります。

もちろん、転院先の相談もするとよいでしょう。リストくらいは渡してくれるはずです。

なお、リハビリテーション病院への入院の前提として、簡単な面談等の手続も必要でした。

そして、リハビリテーション病院に入る場合の注意点としては、「入院できる期間」があります。

当時の基準ですが、脳梗塞の場合、発症から2か月以内…とかだったかな。

こんなこともあり、とにかく余裕がないとは思いますが…

ご本人が落ち着いてきた頃には、指示待ちではなく、その先のことを病院に確認しておくとよいでしょう。

とにかく、ご本人も身内も、このケースが最も大変かと想像します。

冒頭で触れたママ友の親御さんの場合、全麻痺に近い状況のようです。

搬送先の病院から出された後は、リハビリテーション病院へ転院はなく、自宅もしくは施設での介護となるのかもしれません。

施設への入所を検討するにしても、どこにすればいいのか、費用はどうなのか等々…通常はわからないことだらけのはず。

なので、そんなことも病院に相談すべきだと思いますし、情報を集める努力も必要になります。

で、程度によりますが…やはり介護は大変です。

ですので正直…手を抜けるところは、上手く抜くほうがよいかな…と。

少なくとも、すべて1人で行おうとはせず、使える制度は使う。例えば、入浴の手助けをしてくれる制度を利用するとか…ね。

ですので、どんな制度があり、活用できるのか…という点もどんどん相談・活用しましょう。

これは私の場合という前提で、そうじゃないと、持たんよ…という印象です。

仕事もあったり、自身の家庭のこともあったりしますからね。

ちなみに私の場合、私も本人も慣れてきた後は、買い物等で1時間くらいの外出は大丈夫でした。

もちろん、本人の状態にもよりますので、あしからず。

でも、落ち着いていた時期には、最大で2時間くらい空けることもあったかな。

ですので、互いに慣れてきた頃には、本人に伝えて、買い物がてらに外出し、コーヒーを飲んで一息…とかもしていましたね。

まぁ、私なんか、まともな介護をすることなく終わりましたけど…。

そんなこんなで大まかではありますが、経験上、大きく考えられるルートを書いてみました。

責める人がいたりします

最後に余談です。

冒頭で触れたママ友の親御さんは、1人暮らしだったそうです。

そして、そのママ友は救急搬送中に色々と聞かれ、常備薬など、正確に答えられなかったこともあったそうなんですね。

そしたら、救急隊員の方に「高齢者を1人ぼっちにさせて」と責められたそうなんです。

ちゃんと咎めて、立派っちゃぁ立派ですけど…

えぇっと…ちょっと酷いかな…苦笑

「あなたが傍にいれば、こんなことにならなかったかも」

みたいに責められたようで、かなり凹んだとのこと。

そして、私の経験上も…

そういうことが、ありました。マジで。

その際は、申し訳ありませんが…

今それを私に言って、何か良いことがあるの?

…という怒りすら覚えましたね…苦笑

まぁ、フォローするわけではありませんが、逆パターンもありましたけどね。

「こんなことになったのは、あなたのせいではない」

ということを、気を使って言ってくれる医師もいた、ということです。

まぁ、どんな場面でも色々な人がいるということで、変な人がいても気にしないのが1番でしょう。

どちらの言い分が正しいのかは、わかりませんけどね…。

最後にちょっとした余談でした。

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