こんにちは、こんばんは。
サマビーです。
昨日の2020年3月29日(日)、関東地方では季節外れの大雪となりました。
まさに「なごり雪」ですね。
明け方に外を見た際には、ただ雨が降っているだけでしたが、朝に外を見ると…
一面の銀世界に…汗
朝から子どもに叩き起こされて、おかげさまで「桜と雪」の写真も撮れました…笑
ジャパン・パラドックスで行けるか?
先日、欧米の政府当局者の間で「ジャパン・パラドックス」という言葉が使われ始めている…というニュースを目にしました。
パラドックスというのは、矛盾という意味ですね。
もともと「フレンチ・パラドックス(French Paradox)」という造語があるようで、フランス人の女性がケーキやチーズをよく食べるのに、スリムな人が多い矛盾のことを言うとのこと。
そして、「ジャパン・パラドックス」というのは、これだけ人が行き来しているのに、新型コロナウイルス感染者の死亡率が低いことに敬意を表して…とのことです。
少し怪しい雰囲気が出てきたものの、3月30日午前7時時点で日本の感染者数は1,866人、死者数が54人で死亡率は約2.9%です。
イタリアは異常事態ですが、死亡率は約10.8%、スペインでは約7.9%、フランスでは約6.2%、米国では1.5%となっています。
今度はどうなるか別として、日本の死亡率が低いことはわかるでしょう。
現状でのこの死亡率の低さの理由として、そもそも感染者数の「母数」が少ないのではないか…ということは前に書きました。
それが「たまたま」なのか、日本人の性質に基づくものなのかはわかりません。
しかし、単に検査数が少ないということだけでは、説明できないような気がしたんです。
ちなみに、上記の考察の中で、新型ウイルスに弱点があるといいな…という話を書きましたが、どうも希望論に終わりそうですね。
そんな都合の良いヤツがいるの?…という思いもあり、本当に人造ウイルスでは…と考えたくもなります…苦笑
しかし、少なくとも「感染者数」においては、日本でも”あやしい”雰囲気が出てきました。
ここ数日に書いたように、オーバーシュート(感染爆発)や、それに伴うロックダウン(都市封鎖)が近い気がしないでもない。
少なくとも、それが現実になる素養はあるはずです。
学校こそ休校になっているものの、平日はほぼ普通に会社勤めをしていますし、ほぼ普通に生活しています。
個人的には外に出たくない…と思っても、会社が自宅待機と言わない限り、出社せざる得ないですからねぇ…。
ちなみに、ジャーナリストの木村太郎さんいわく、ニューヨークタイムズでは、日本人が普通に生活していることに対して、「こんなことができるわけない。日本は運が良かったのかもしれないけど、もう運がないよ。」という記事が出ていたとのことです。
私が以前に書いた話でいえば、「たまたま説」に近い論調ですね。
最終的には「結果」で語られることになるでしょうが、この論調はわかります。
はたして、このまま「ジャパン・パラドックス」を維持できるのか、どこかでオーバーシュート(感染爆発)が発生してしまうのか…
本当に、五分五分のところに立っている気がします。
日本人の衛生的な生活を前提としても…です。
だからこそ「今」の気がする
だからこそ「今」。緊急事態宣言をして自宅待機を要請すべき…とも思えます。
悲観的な想定を前提にした決断ですが、現実になってしまった場合のリスクを考えると、そのほうがベターかなと。
「終息」(「収束」ではない)は無理でしょうけど、時間稼ぎはできますよね。医療崩壊を防ぐために行う意味はあります。
実際のところ、ここ数日間は東京でも40人~60人の感染者が出ています。
先日書いたように、東京都の感染症病床は500程度(厚生労働省のHPより計算)。
この数が正しいとして、この病床が埋まった場合、その先の患者は何処に行くのでしょう。
一般病棟に入ろうものならば、院内感染のリスクが大きいです。
また、医療関係者に感染が拡がると、それこそアウト。病院自体の閉鎖までありうる…。
それに新型コロナの患者だけではなく、他の病気の患者さんはどうなるのでしょう…。
まぁ、緊急事態宣言によって、全国各地から医者が集められるでしょうが、全国各地で感染が拡がったら?
またおそらく現時点において、専用の隔離施設も準備されていないでしょう(多少は拡張されているはずです)。
中国で大騒ぎが始まってから、少なくとも1か月以上は時間があったのですが…オリンピックの件がチラついていたのでしょうか。
言うのは簡単ですけどね…笑
ただ、イタリアでは、患者の選別が始まり、高齢者は高度な治療の対象から外されているようですし、病院の廊下にあふれている映像が流れています。
廊下に並んだ車いすで座らされていたり、廊下で横たわっている…という感じ…。
そんなことが日本で起こることは想像ができませんが、イタリアの人々だって、想像はできなかったのではないでしょうか。
で、これは「個人的」な話で、国や都道府県が緊急事態宣言を出したとしても…
私が勤めている会社では、本当に「自宅待機」となるかは別の話なんですよね。
前に東日本大震災時の話を書きましたが、事情が異なるとはいえ、「こういう時こそ集まろう!」とか言い出しましたから。
ま、これも予期不安ですがね…笑
ということで、また1週間が始まります。
関東地方の話になりますが、昨日の大雪がウイルスを流し去ってくれていれば…いいんですけどね。
失礼いたしました。