こんにちは、こんばんは。
サマビーです。
今日は2020年11月17日(火)。
どうやら令和2年度中をめどに、行政手続における「認印」の制度が全廃されるそうです。
ニュースによれば、行政機関への申請等で押印が必要とされていた約1万5,000もの手続のうち、「実印」が必要とされる83の手続を除いて、「認印」の押印制度が廃止されるとか。
例えば、役所に「住民票の写し」を取りに行った際、ハンコが不要になるということですね。
ただし、不動産登記の申請など「実印」が必要とされる手続については、今後も押印が必要となるそうです。
というか、そもそも「認印」と「実印」って何だ?…笑
登録をしているか否か
そもそも「認印」とは、役所に印鑑登録(届出)をしていない個人のハンコのことですね。
逆に、印鑑登録してあるハンコが「実印」です。
ざっくりと言えば、「実印」以外のハンコは、すべて「認印」ということになります。
ただし、銀行に届出をしている「銀行印」もあるので、ハンコにはこの3種類がある…という理解で良いでしょう。
なお、「認印」は、三文判とかシャチハタという言い方をされたりもします。
シャチハタというのは、インクが内蔵してあるハンコのことですね。
朱肉を使うか否か…ということです。
たまに認印でOKだけど「シャチハタ不可」という書類もあったりしますが…
シャチハタは既製品なので、全く同じ印影のものが存在するなどの理由だそうです。
別にシャチハタではなくても、既製品のような気もしますが…。
ともかく、私はサインで済ましていますが、宅配便を受け取る際など「ハンコをお願いします~」と言われて、押していましたよね。
たいして気にしてはいませんでしたが、ずっと若かりし頃…
何のために…と考えたことはあった気がします。
ともかく、本人確認のためならばサインでも変わらないでしょうし、免許証等で別途確認は取れます。
「とにかく必要だから」という理由だけで、本当に必要なのかの思考を停止させていたことに違いはないでしょう。
まぁ、あまり意味のない手続を簡略化することは、良いことだと思います。
各種手続の「オンライン化」が着地点
押印(ハンコ)をなくすのは、必要がないから…という理由だけではないようです。
ハンコを押す必要がなくなれば、各種手続を行うための「書面」も不要にできます。
ここでいう書面は「紙の」という意味でしょう。
つまり、オンラインで手続が行えるようになる…ということですね。
そして、オンラインで手続が行えれば、その「紙」を取りに、または渡しに行く必要がなくなる。
つまり、人と人が「対面」する必要もなくなります。
感染症対策の面でも、メリットはありそうです。
なお、本人確認はマイナンバーカード等が利用される…という話ですが、行う方法は色々とあるのでしょうね。
で、例えば、戸籍謄本を取得するケースではどうなるのかな?
オンラインで申請して、PDFで発行されたりして…
今度はそのPDFを、必要とする相手に送れば済むのかな?
はたまた、そのPDFをプリンターで出力したりするのかな?
まぁ、どちらにせよ慣れは必要でしょうが、手続が簡単になるのは歓迎です。
ちなみに、これらに直接の関係はない話ですが…
皆さんは「本籍地」をどのようにしていますか?
本籍地は「戸籍を保管する役所(市区町村)がある場所」のことであり、別にどこでもいいんですよね。
例えば、私の知り合いは諸事情により、近所の公園を本籍地にしています…笑
もちろん、公園に住んでいるわけではありません。
ただ、そういうのもアリなんですよね。
で、私の本籍地は、結婚した後も実家のままにしてあります。
自分のルーツである実家と何となく繋がっていたい…という気持ちがあるんでしょう。
その結果、稀に実家のある場所の役所へ取りに行かねばならない書類もありますが…
さほど遠くもありませんし、あえてそのままにしています。
まぁ、両親は亡くなりましたし、そんな機会がないと、実家方面に寄ることもなさそうです。
ただ、書類申請のオンライン化が進めば、そもそも「本籍地」に出向くこともなくなりそうですね。
些細なことですが、そんな良いことも、悪いことも…あるのかもしれません。
ということで、ちょっとした話題まで、失礼いたしました。