こんにちは、こんばんは。
サマビーです。
今日は2020年8月24日(月)。
今日も「母との最後の10日間」の話の続きですが、今日は「葬儀」の話です。
ただ「葬儀」の話とは言っても、母が息を引き取ってから葬儀の打ち合わせが終わるまで、どんな流れをたどったかの記録です。
こんな話は普段は聞く機会もないでしょうし、ご参考まで。
なお、前回の話は下記リンクをご参照ください。
準備をするな…とは言われても
勘違いなら申し訳ございませんが、あまり葬儀の準備はしないほうがよい…みたいな話がありますよね。
縁起でもないから…といった理由だと思います。
ただ「準備をするな」とは言われても、いざという時にサッと準備はできません。
よって、バタバタしないためにある程度の準備は必要でしょう。
今回も思いましたが、通常は身内を看取るまでの過程で相当なパワーを使います。
で、亡くなりました…という直後から、そのまま葬儀の話に移るわけで…一息つく暇もありません。
実際のところ今回は病院より、母の入院直後から亡くなった後に母に着せる洋服の準備を…というアドバイスも受けていました。
そのアドバイスに従い、病院を出る際の服は渡しておきました。
よって、母が亡くなった後は、看護師さんが洋服を着せてくださいまして、こんな準備もしていなければ、さぁ出棺時の服装はどうするんじゃい?…という話になったと思います。
ちなみに、綺麗に母の化粧をしてくださったのは、前回に書いた看護師のKさんです。
感謝。
ということも初めに書いておきまして…
本題である、母が息を引き取ってから何を行っていたかを書きます。
もちろん、病院によって手順等は異なるでしょうから、だいたいこんな感じ…という程度にご覧ください。
でも、父の時とだいたい一緒でした。
で、母が息を引き取ったのは、午前6時前後でした。
これは看護師さんが脈をとって確認した時間です。
その後、正式に死亡を確認するための医者が呼ばれ、15分ほど待ったかな…。
どうでもよいことですが、夜勤明けです…という感じがバリバリ。髪がボサボサの若いお医者さんが見えました…笑
お互いにお疲れさまです…。
で、お医者さんが正式に死亡を確認すると、その時間が「書類上」の死亡時刻になります。
ちなみに、死亡の確認は、聴診器をあてて心音や呼吸音の確認、目に光を当てて反射があるか、また、脈拍がゼロであるかの確認をしていたと思います。
そして、その後は看護師さんに身体を綺麗にしていただき、お化粧もしていただいて、準備していた服に着替えさせていただいたところで、病院の作業は終了…という感じですね。
40~50分はかかったかな。別室で待機しておりました。
その間に各地への連絡をしましたね。
なお、前夜に病院入りする際、実は葬儀会社に連絡をしておくよう兄に伝えました。
というのも、母は生前「父と同じ場所で葬儀を…」と言っていたようなんです。
父の葬儀の際、母は入院していたので、葬儀に出られませんでした。
せめて父と同じところで…という思いがあったのかもしれません。
なお、父の葬儀でお経を読んでくださったご住職が偶然、その後に母と出会った話は以下のリンクをご参照ください。
で、通常は病院で亡くなった場合、病院と提携している葬儀会社の社員が現れ、その流れで、その葬儀会社へ向かう(打ち合わせを行う)形になるのでしょう。
しかし、今回は母の希望があり、病院と提携の葬儀会社は断ることになるので、先に一声かけておくよう兄に連絡をしたんですね。
このため看護師さんが母を綺麗にしていただいている間、兄から葬儀会社に連絡が行き、すぐに病院にかけつけていただく…という流れがスムーズにできました。
ということで、母の支度が終わると、母は病院の安置室へ移動されます。
たいがい地下ですよね。
ちなみに、安置室へ運ばれる際には、病棟の皆さんが廊下に並んで、丁寧にお見送りをしていただけました。
意味は異なるでしょうが、むしろこちらが深くお礼をしたい感じですので、恐縮してしまいました…。
皆さまには本当によくしていただき…
安置室に運ばれた後は、葬儀会社の到着を待ちます。
今回はこちらで依頼した葬儀会社の人が来るのを待つ形です。
ちなみに、この間に兄と姉も病院へ到着しました。
そして、葬儀会社の人が到着すると、母はお棺に入れられて葬儀会社へと出棺します。
出棺の際には、お世話になった主治医の先生、Kさんを含めた看護師さんたちが次々と駆けつけていただき、献花していただいたうえ、全員で出棺を見送っていただきました。
もともと母は、2018年3月末に死ぬと言われました。
あれから2年以上の月日をいただき、私としては十分な時間でしたし、覚悟もしていたので、涙が出ることはありませんでしたが…
看護師のKさんが涙ながらに母へ話しかけているのを見ると、さすがに目頭が熱くなりましたね…。
最後はあっけなかった印象ですが、こんな感じで足かけ2年半もの間、お世話になった病院を後にします。
そこにたどり着く過程では、本当に色々とありましたが…
病院の皆さまには、本当によくしていただきました。
本当に良い病院、良い方々に巡り合うことができて、感謝しています。
葬儀会社で何をするのか?
さて、病院を出たのは、おそらく午前10時前後だったと思います。
母が亡くなったのは午前6時ジャストくらいでしたから、結構な時間が経っていたんだなぁ…と改めて思います。
何かしら行っていたので、そんな感じはしませんでしたけどね。
病院を出るのが遅れたのは、道路が渋滞していたせいです。
葬儀会社の到着が遅れたんですね…笑
病院から葬儀会社まで、スムーズにいけば30分くらいの距離でしたが、その日は1時間くらいかかりました。
ちなみに、私は母のそばで寝ていたとはいえ、やはり寝不足でして…
少しふわふわしながら、車を運転して移動しましたが…この時が1番眠かったかな…苦笑
で、昼前に葬儀会社につき、すぐに葬儀の打ち合わせを始めます。
まずは「いつ葬儀を行うのか」という日程ですね。
その葬儀会社自体はいつでもOKでしたが、火葬場とお経を読んでもらう住職のスケジュールを押さえなければなりません。
ということで、まず火葬場には葬儀会社より連絡をしてもらい、お寺には私から連絡をしました。
ちなみに、現在は新型コロナの問題があります。
残念ながらというか、申し訳ないというか…
どちらにせよ、あちこちの人に来ていただくわけには…いきません。
よって、葬儀は完全に身内だけで行うことにしましたし、お通夜と告別式を2日に分けず、8月9日(日)に「1日葬」という形で一気に行うことを希望しました。
よって、お寺さん的に「1日葬」という形がOKかの確認もします。
ちなみに、そのお寺さんでは「1日葬」はOKでした。
父の際にもお世話になったご住職は、現代派と言いますか…
私の認識では「心」を大事にする「実質派」という感じです。
勝手な解釈で恐縮ですが、大切なのは故人を偲ぶ心であり、儀式はその時代にあった形でよい…と考えている印象です。
で、幸いにも、火葬場も住職のスケジュールは押さえることができました。
急な依頼でしたし、特に住職は難しいかなぁ…と思いましたが、無理してくださった印象です。
ということで、葬儀を行う場所(葬儀会社)、火葬場、お経を読んでいただく住職のスケジュールが押さえられ、母の葬儀は8月9日(日)に行うこととなりました。
亡くなった日が8月7日(金)ですので、2日後です。
本来ですと、関係者への連絡等々もあるので難しいかもしれませんが、今回は身内だけの葬儀なので、可能となったかもしれません。
ちなみに、母の戒名(位牌の表面に記され、仏の弟子になったことをあらわす名前)を決めねばならないのですが、それは住職に作っていただきました。
よって、生前の母はどのような人物だったのか等々は、電話で住職と打ち合わせました。
で、ここまで決まれば、後は細かい部分の打ち合わせです。
周囲を飾るお花はどのようなものにするか…とか、お棺はどのようなものにするか…とか。
これらも「基本は父と同じ」をベースにしましたので、スムーズに決まっていきました。
また、身内だけの葬儀なので、受付は誰が行うか、香典返しをどうするか…等を省略できたこともあります。
ということで、諸々の打ち合わせが終わったのは、午後1時半くらいかなぁ…。
各地への連絡も含めて、打ち合わせは1時間半くらいで済んだ気がしますが、父の際と比べるとかなり早かったです。
ということで、打ち合わせが終わると、後は当日に集合するだけ。
葬儀場に安置されている母にお別れをして、その日は帰ることになりました。
8月7日(金)の話です。
しかし、あの日も暑かったな…。
翌日の8月8日(土)は、翌日の葬儀の準備を済ませた後、私は休ませてもらいました。
ダラダラと横になっていただけですけどね…笑
そして、8月9日(日)に葬儀を行い、その日のうちに母は骨となります…。
ほんの少し前まで、私は母の食事を準備したり、母と話をしていたはずでしたが…
不思議な気分でした。
以上が母が7月31日に病院へ救急搬送されてからの「母との最後の10日間」です。
これでも駆け抜けて書いたつもりですが、長くなりましたし、読んでいただいた方には感謝です。
ちなみに、お世話になったご住職ですが、松島龍戒さんと言います。
色々と活動をされているようで、オフィシャルサイトも見つけました。
音楽活動も行っているようで、姉はコンサートに行ってみたいと言っています…笑
YOUTUBEの動画はこちら。
ということで、気がつけば母が亡くなってから2週間以上が経ちました。
長らく別々に暮らしていましたし、実感が沸かない感じですが、また新しい日々に進まないとですね。
ということで、このブログともども、今後ともよろしくお願いいたします。
失礼いたしました。