【帰路の車窓から】アキとシンイチのお話【なぜだかキラキラ】

photo of four girls wearing school uniform doing hand signs暮らし
Photo by 周 康 on Pexels.com

どうも~サマビーです。
今日は2023年12月3日(日)。

どうにもこうにも仕事がヤバすぎます…苦笑

量的にも多く、心配事もちらほらと。

そうなるとプライベートな時間でもふと不安がよぎり、憂鬱になったりする。

結局はやるしかないので、根詰めてできればよいのですが…

かと言って、仕事をする気にもなれないという…笑

こんな場合でも、若い頃はがむしゃらに働いて処理できたんですけどね。

積み重なった疲労のせいか、寄る年波なのか、気持ちの問題なのか…苦笑

ということで、今日は気晴らしに雑談です。

気が向いたら読んでやってください。

こんなことをする余力があれば、仕事を進めればよいのにね…笑

スポンサーリンク

他人の空似から…

夏前の話です。

私は仕事帰りの電車内で、グッタリとしていました。

考えてみれば、今年はずっと忙しかった気がします。

空いていた席に座り、目を閉じて少し休みつつ…ボ~っと前の席に目をやると…

おじさんやら、女子高生やらがスマホをいじっていました。

いつもの光景です。

で、ふとその女子高生の顔を見ましたら…

私が高校に入学したとき、最初に友達になった女の子に似ていたんですね。

その子をアキと呼びます。

高校に入学して、最初の座席。

私の席の前に、アキは座っていました。

アキは本当に純粋で、かわしい性格の子でした。あっけらかんとしていて自然体。

席が前後していたことで、自然に話をするようになります。

そして、アキは完璧な優等生タイプでした。

完璧な…です。

「世の中にはこんな子がいるんだ…」と驚くレベルでした。

見た目もなかなかの美形でしたが、内面も清廉潔白。

完璧なる優等生のお嬢様…という感じです。

有名私立校だったこともあり、そういった子がいたんでしょうね。

例えば、中間テストとか期末テストとかあるじゃないですか。

私なんかは直前に周囲からノートを借りて、毎回一夜漬け状態でのぞんでいました。

まぁ、試験前に勉強していただけでもマシかなと…笑

ただ、アキは試験勉強をしたことがないと言っていました。

毎日、家に帰るとその日の復習をしているので、そのままテストを受けるだけだと…。

マジかよ…と思ったものです…笑

とにかく、純粋で超マジメな子でした。

でも全く堅物かたぶつではなく、話のわかる優等生という感じ。だから仲良かったんですけどね。

まぁ、純粋すぎてちょっと話す内容は気を使っていたけれどね…笑

ちなみに、アキも私に対して「こんな人がいるんだ」と感じてくれていたそうです。

どんな意味でだったのかは、すっかり忘れたというか…

きっと良い意味の感じがしたので(←ポジティブ)、恥ずかしがり屋の私は聞かなかった気がしますが…

きっと…こんな格好の良い男子が…という意味だったと思います…笑

垢抜けない「のび太」の羽化

そんなアキと私がいたクラスには、シンイチという男子がいました。

見た目と雰囲気は、背の高い「のび太」「ガリ勉君」

ひょろっとしていて帰宅部。気が弱そうな、でも優しそうな男の子です。

きっかけは覚えていませんが…私は仲が良かったんですよ。

お互いにまろやかな人間性なので、気があったんでしょうね。

ただ、シンイチはただのがり勉君ではなく、芯の強い男でした。

別にガリ勉君が悪いとは全く思いませんが、どちらかと言えば、そんな周囲からは評価されませんよね。

実際、本人は変わりたいと考えていたんだと思います。

ずっと弱気で大人しいボクちゃん…でいたくなかったのでしょう。

そして、16~17歳の多感な時期。

少しずつ、シンイチは変わっていきます。

夏休みが終わって2学期が始まると、少し大人になっていたかな。

ちなみに、高校1年生の夏初めて親に反抗をして、家出をしたそうです…笑

家出はさておき、初めての反抗かい。

アルバイトも始めていて、おしゃれもし始めて…などと…

少しずつ…少しづつ「男」に、そして「大人」になっていきます。

きっとシンイチはその時期に「自分」というものを持ち始めたんでしょうね。

少しずつ羽化をして、気の弱そうなガリ勉から、穏やかな好青年…という感じになっていました。

そんなシンイチは、アキが好きだったのです。

絶対にない…けれど…

その後、アキとシンイチは付き合い始めました。

よく覚えていませんが、シンイチが告白をして付き合い始めたんでしょう。

シンイチがアキのことを好きなのは、おそらくどこかの段階で聞いていたはず。

告白をして付き合い始めた…という報告を受けて、私も喜んだことも何となく覚えています…。

そして、良くも悪くも2人とも目立たない存在でした。

悪く言えば、誰にも興味を持たれることがなかった。

だから…というわけではありませんが…

2人は誰に干渉されることもなく、静かで穏やかなお付き合いを続けています。

その後、学年が進級して、クラス替えが行われ、私はアキともシンイチとも別のクラスとなったことで、接点がなくなります。

ただ、高校生活が終わり、大学生になった頃も2人は付き合っていました。

私はアキもシンイチも好きだったので、そのままずっと2人で行くと嬉しいなぁ…と思っていましたが…

おそらく大学生活も終盤という頃、2人は別れたようです。

残念というより、まぁしょうがないよな…という感じ。

むしろ若い2人が、よく高校1年生から大学が終わる直前まで付き合い続けたなと。

しかし、どんな付き合い方をしてたんだろうな…笑

とても穏やかな2人だったから、想像するだけでハートフルになります…笑

まぁ、そんなことが高校時代にありまして。

私の高校時代の思い出の、ちょっとしたサイドストーリーの1つでしょう。

しかし、自分でもよくわかりませんが、私にとって、高校生の頃の思い出は特別なものです。

何があったわけでもありませんが、何かキラキラしているというかね。

2人のことを思い出すと、ふと当時のことを思い出してトキメいたりもします…笑

話を現在(帰宅中の電車内)に戻します。

私は電車内の座席に、グッタリと座っていました。

前の座席でスマホをいじっている女子高生。スラっと背の高そうな子でした。

なんかアキに似ているな…と感じ、ふとアキのこと、そして、シンイチのことを思い出しました。

ただ、アキは背の低い子だったし、ちょっとタイプは違うなとか…

2人とも元気でやっているかな…などと考えつつ、電車を降ります。

夏前とはいえ、少し薄暗い天気でした。

私は電車を降りて、少し歩き始めた頃…ふと思いつきます。

シンイチは背が高かったこと、そして、私の職場が当時のシンイチの家に近かったことを。

ただ確信に近く、その後、2人がよりを戻したとは…思えない。

だから、2人の子どもではないでしょう。

でも…まさかね…

まぁ、そんなことを考えつつ、よろよろと家路についた私でした…苦笑

ただ、もしも、あのアキに雰囲気が似た子が2人の子どもだったりしたら…

無理やり連絡をとって、絶対に遊びに行くね…笑

そんなある日の出来事でした。

失礼いたしました。

タイトルとURLをコピーしました