どうもサマビーです。
今回も息子のぜん息に関する体験談の続きです。なお、前回の記事はこちらをご覧ください。
なお、少し前に「前情報なしにディズニーランドに連れて行った息子が激ハマリした話」という話を書きましたが…、やっぱりハッピーな話のほうが書くのも楽しいです…笑。
子どもに関する体験談でも、ぜん息は現在進行形ですし、あまり良い思い出ではないですからね。
吸入と点滴でひたすら休む日々
息子がぜん息で入院したのは、2歳を過ぎたGW(ゴールデンウィーク)前夜でした。
かかりつけの病院ではなく、夜間診療で対応していただいた大きな病院です。
仕事から帰ると、息子に38度以上の熱がありまして、さすがに元気がないかな~などと思っていると、夕食時にどっと吐いてしまいました。
息子はあまり戻すことはなかったですし、これはおかしい…と病院へ向かいます。
すると、たまたま割と偉い先生(医療部長)が対応してくださって、「これ見て!元気ないでしょ!入院!」と即決の感じ。
割と重めの発作だったらしく、すぐに吸入(薬剤の入った煙を吸う)をして、点滴で薬も入れることになりました。
また点滴かぁ…(かわいそう)…という感じですが、やむ得ません。
手の甲に点滴の針を刺して、そのまま病室へと運ばれていきました。
ちなみに、息子は病室に着く頃には楽になっていたようで、眠り始めていました。
その後、病状や治療法、入院の説明を受けまして、その病院では基本的にいわゆる完全看護(完全看護については「子どもの形成手術 その3(完全看護とは)」参照)の体制であり、よほど希望しない限り、付き添わないで帰ってください…という感じでしたので、私と妻は帰ることにしました。
病院のベッドには落下しないよう周囲に柵があります。息子は朝起きたら、周囲が柵に囲まれているし、親はいないし…どう思うんだろう…と不安になりましたが、それよりも夜間は咳き込むことが多かったので、呼吸への不安が大きかったですね。
体内の酸素量を計測する機器も付いていましたし、大丈夫でしょうが…。
ともかく、そこで息子はぜん息もちであることが確定したわけで、その後、家でも1日2回のぜん息予防薬の吸入をすることになります。そして、それは今でも続けています。
しばらく発作は起きていませんでしたが、つい先日、久しぶりに小発作があり…残念。
ちなみに、「発作」と聞くと何か怖い状態をイメージする人もいるかもしれませんが、「咳き込みがハマる」といった感じです。
それまでは大丈夫そうな雰囲気だったとしても、一度咳をしたことをきっかけに、咳が連続するようになって…みたいなパターンが多いですね。
話を戻しますと、息子はそこから1週間入院しました。
基本は1日3回の飲み薬と吸入、そして、あとは安静に…という感じです。点滴は入院3日目くらいに外れたでしょうか。
なお、病院のベッドは可動式で、ベッドの上半分(上半身部分)に少し傾斜が付けられていました。やはり上半身が起きている姿勢のほうが、咳込みにくいのでしょう。
妻は、面会が許される時間はほぼ病院にいましたね。やはり母の愛情はすごい。
私はちょくちょく帰って、休ませてもらいましたが…。
ちなみに、当初の入院期間は、4~5日間くらいの予定でした。
実際のところ入院5日目には、微熱とちょこちょこ咳き込むくらいで元気になっており、その日にも退院するかな~くらいの話になっていました。
しかしその日、息子が退屈そうなので、病院のプレイルーム(割と広い)で、割とハードに遊ばせてしまったのです…汗。
もちろん、妻ではなく私がです。
このくらい動いてダメならば、家に帰ってもダメでしょ…という思いもあり…。
そしたら熱が上がってしまい、退院が2日間延びました…すみません。
退院後は、少し緊張感のある日々が…
丸々1週間の入院した後、息子は退院します。
退院時にもある程度の咳が残っていたため、夜間はしばらく緊張感がありました。
寝た後には、少し咳き込むことも多く、少しドキドキしながら眺めていました。
眺めていたというか、それしかないというか。
そばにいて少し手を握り、呼吸が詰まる感じがあると、少しだけ手を強く握って刺激をする…なんて、きっと意味のないことをしていました。ただ祈る感じです。
寝不足でうつろになりながら、夜明けを見たことは今でも覚えています。
結局のところ何をできるわけではありませんし、咳き込みが止まらなくなったら病院に行くとして、それ以外はあれこれ考えずに放っておく…と割り切っても変わらないのでしょう。
実際に、こちらも疲れて眠ってしまった後、何もしていないわけですし。
この時は幸い、その後は持ち直して、収まっていきました。
ちなみに、うちの子の場合、
・3月~4月
・9月~10月
・台風が近づいてくる時
…があやしくなります。春・秋・台風ですね。
そして、この入院後しばらくして、1日2回の予防薬の吸入を行うこととなりましたが、これが当初は問題となりました。わずか5分間くらいの吸入でしたが、息子がとにかく嫌がったのです。
じっと吸入をするということが、我慢していられなかったのですね。
そして、これが別のヤツを発症させるきっかけになってしまうのですが…それは次回に書きます。
ちなみに、吸入器(薬の煙を出す機械)について、当初は病院からレンタルしていましたが、長期間借りられるわけではなく、毎日使うものなので自ら購入しました。
うちで使っているのは「オムロン コンプレッサー式ネブライザ NE-C803」というもので、1万円くらいです。
そして、うちはもう2台目です…笑。
外泊時も必ず持っていくので、もう消耗品のイメージですね。
では、また次回に。