どうもサマビーです。
数日前に、右側のこめかみの下付近が痛くなったんですよね。
はじめは少し硬いものを噛んだ際に、少しズキっとした感じ。
この痛み…以前に経験したことのある痛みでした…。
1年もの間、顎関節症が続いた時期があります
もう20年近い前の話ですが、顎関節症になったことがあります。
顎関節症とは、ざっくりと言えば、あごの関節(顎関節)に何らかの異常が出る疾患です。
「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」などが主な症状で、原因や状態も色々とあるようですが、ともかく顎の関節がおかしい状態をまとめて顎関節症と呼ぶそうです。
私は食事の際に、顎関節の付け根付近(=こめかみの下付近)が引っかかる感じになり、口が開けづらくなりました。
ある程度までは口を開けられますが(=縦に指2本分が入るくらいの大きさ)、それ以上、開けようとすると一度「ガクッ!」と音がするくらい、無理やり開ける感じです。
無理やり口を開ける際、痛い…というほどではありませんが、”無理やり感”はかなりありました。
開ける度に 「ガクッ!」 っと音がするくらい力を込める感じでしたから。
特にパンが食べづらかったですね。
基本的にパンって厚みがあるんです。折りたたまない8枚切りの食パンがギリだったかも。顎関節症になるまでは考えたこともありませんでしたが…苦笑
放っておけば自然に治る軽症のものが多いようですが、重症になると手術が必要となったり、めまいや痛みが全身に及んで日常生活に支障をきたすとか…。
ひょっとすると、私の”めまい”と何らかの関連性があるのでは?…とか一瞬考えてしまいました。
ちなみに、顎関節症は20代~30代の女性に多いそうです。
なぜ女性に多いのかは不明のようですが、確か昔、歌手の森高千里さんもストレスで顎関節症になった…という話をどこかで見たような。
で、以前に私が顎関節症になった原因は、サザンオールスターズのコンサートです…笑
サザンの20周年記念コンサートが静岡県の渚園というところであり、仲間と行ったんですね。
20周年記念だったこともあり、全35曲も披露してくれました。
若かったこともあり、歌って騒いだ5時間近くだったような…正確な時間はわかりませんが。
で、コンサートから帰ってきた翌日…
あれ…顎がおかしい…と気が付いたわけです。
コンサートで騒いで歌いすぎたかな~しばらくすれば治るだろう…くらいに考えていました。
しかし、そこから1年近くその状態が続きます。
今思うと、よくもそこまで我慢していたと思います。若いってすごいなぁ…と。
本当に口が開けづらかったですし、パンは食べなくなりましたね。食べるのが大変だから。
その1年をきっかけに無口になった気もします。
嘘です。
喋るのは、まぁ大丈夫だったかなぁ…記憶にないので。でも歌うのは難しかった気がします。
確か1回だけ、近所の整形外科に行きましたが…「顎関節症ですね。様子を見てください。」みたいな感じで帰された記憶があります。
安静にして治るのを待つしかないのか…という感じでした。
ただ、確かに厄介ではあったものの、すごい生活が大変…というわけでもなかったので、なんかそのまま過ごしていました。
自分でも不思議なんですが、厄介だった記憶はすごいあります。でも「ずっとこのままかも…」といった将来への不安は感じなかったんですよね。
その辺も楽観的というか、若さというか…今では考えられない感じです…苦笑
ある日、一撃で治ります
そんな日々を過ごしていましたが、発症から約1年後、ひょんなきっかけで治ります。
ちょうどそのくらいの時期、私はたまに針治療に行っていました。
私は高校生くらいの頃から、疲労がたまると背中の肩甲骨の内側に痛みが出るようになり、酷くなると、痛みで動けなくなるほどでした。
大袈裟な例えかもしれませんが、ぎっくり腰の背中版のような感じでしょうか。
酷い時は痛みで動けなくなる、息をしてもズキっとする…というレベルでしたから、あながち大袈裟な例えではないのでしょう。
そんな折、知り合いから良い鍼灸の先生がいる…と紹介していただいて、たまに通っていたんです。
いわゆる鍼灸治療は、合う合わないがあるでしょうが、私は気に入っていました。
それで完全に治る…ということもありませんでしたが、楽になりましたし、「効く~!」という感じでしたから…。
私の中ではマッサージに近い感覚でしょうかね。マッサージよりかは少し効果を期待していますが。
なお、未経験者はわからないと思いますが、ツボに直撃(?)した際は、もの凄い貫通力というか…
ズキュ~ン!!…と刺激が突き抜けるというか…。
あの感じが嫌いではなく、結構長い間、通っていました。
結婚して引っ越して以来、その先生のところへは行かなくなりましたが、数年前に引退されたそうです。
ともかく、背中がツラくなってきたなぁ…と感じると、その鍼灸院に通っていましたが、どういうわけだか「顎関節症」のことは、その先生に相談するという発想がありませんでした…苦笑
ただある時、「どうせ針に行くなら、相談してみる価値はあるかも…」とよぎります。
そういったわけで、その鍼灸院に行った際、ダメ元で先生に「顎が…」と相談してみました。
先生は「いわゆる顎関節症ですね~」という反応で、顔面のあちこちに針を打ってくれました。
針に怖いイメージを持っている人は、痛そうに感じるのかもしれませんが…痛くはありませんね。少なくとも私の場合。
効くぅうう~~という感じです…。
で、その帰り道のことでした。
「いやぁ…効いたなぁ…」と考えながら、意識をせずにふと口を開けてみると…
スムーズに開きました。
余りに久しぶりに、かつ、スムーズに口が開いたことで、まだ開ききっていないと思ったほどです。
鏡の前に行き、全開で口が空いているのを確認しました。
ともかく、1年近く悩んだ顎関節症が…針治療一撃で治った日でした。
また同時に、東洋医学を舐めてはいけない…と心底思った帰り道です。
顎関節症の状態や、針治療が合う合わないもあるでしょう。
また、先生の腕もあるのかもしれませんし、ご参考程度にしてください。
ただ、顎関節症で悩まれていて、針治療が苦手でない人は、試しに針治療をしてみる…という価値はあるかもしれません。
ちなみに、その先生は引退されていますが、そんな経験もあって、今でもたまに針治療に行っています。
もちろん、近所の別の鍼灸院です。
針治療の難点は、少し料金が高いんですよね。
現在行っている鍼灸院は、1回で5千円かかります。なので、行ったとしても月1回のお楽しみですね。ここ3か月くらいは行ってないかな。
今は背中の痛みというよりかは、首肩のコリがつらいときに行っています。マッサージが上手な先生なので、それも目当てですね。
ただ1年ほど前、左手首を痛めた際に、やはりダメ元で相談してみると、きっちり治してくれました。
その針を打った際、手首の下くらいに何か所か針を打ったのですが、衝撃というか…電流のようなものが指先まで突き抜けましたねぇ…。
思わず「うぉっ!!」と声を出したくらいです。
ということで、1年近く悩んだ顎関節症が一撃で治った経験談まで。
ちなみに、冒頭で書いた「数日前に、右側のこめかみの下付近が痛くなった」という話ですが、次回に回します。
本当はこっちをメインで書くつもりでしたが…笑
失礼いたしました。