【微かに絵本みたいな】ウソッキーと私の15年間【お話】

wood bridge cute sitting仕事
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こんにちは、こんばんは。
サマビーです。

今日は2020年12月5日(土)。

年末に向けて、猛烈に忙しい時期に入っております。

それこそ平日は全集中

他の社員もひたすら各自の仕事に没頭しており、社内では1日中、他の社員との雑談もほぼありません。

こんな社内の雰囲気を見るだけでも、あまりいい会社とは思えないんだよなぁ…。

要するに、忙しいからではなく、どうでもよくなっちゃってるといいますかね。

まぁ、私がそうだから…かもしれませんが…笑

社内の雰囲気が良ければ、忙しくても会話があったり、活気がある気がするんですけどね。

さて、勤め先の近くに「とある木」がありまして、今の会社で働き始めてから、ちょこちょこその木の下で休憩させてもらっていました。

で、いい歳したオジサンが書く話ではありませんが…笑

今日は「その木」に関する話です。

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夏場は木陰で…

今の会社に勤め始めたのは、もう15年ほど前になります。

当時は強烈な上司がいまして、全社員が日々、とっても嫌な思いをしていたんですね…苦笑

本当にこんな奴がいるんだなぁ…と感心したものです。

今でも面倒な上司はいますが、その時よりはかなりマシ。

そして、これは今でも大差ありませんが、小さな会社ということもあり、私には同年代、同性の同僚がいませんでした。

要するに、一緒にダベる仲間がいなかった…ということです。

よくOLさんが給湯室で…というじゃないですか。

その良し悪しは別として、仕事の愚痴を言う相手がいなかったんですね。

その点に物足りなさを感じることはありませんでしたが…

ひょっとすると、捌け口があったほうが良いかもしれない…とも思うことはありました。

しかしある時、同年代の男性が雇われます。その男性をA君としましょう。

A君とは歳が近かったこともあり、すぐに仲良くなり、何かあると一緒に文句を言ってました…笑。

そして、その場所となったのが会社近くにある「木」の下です。

ちなみに、当時は仲の良かった先輩社員もいて(ただし歳は結構離れている)…

たま~にですが、その先輩ともその「木」の下でダベりました。

その木がある場所は、会社から近く、かつ、会社からは完全に死角にあります。

そういう点で、会社の文句を言うには良い場所でした…笑

また、暑い時期はその「木」が木陰をつくってくれるので、休憩場所にはちょうど良かったんですね。


ある日、A君がそこで「一緒に辞めませんか?」と言ってきたこともあります。

その時の私には辞める気がなかったこともありますが、そもそも「一緒に」というのが何か嫌で断りましたけどね…笑

その後、A君は下らない“いざこざ”に巻き込まれて、辞めていきます。

はぁ?…という本当に下らない理由で、ワンマン社長の機嫌を損ねて、揉めたんですね。

A君はかなり嫌な思いをしたでしょう。

しかし当時も今も、A君のためには良かったと思っています。今は幸せにしているようですしね。

ちなみにその後、たまにその木の下でダベっていた先輩社員、辞めていきました。

あれから10年以上…

上で書いた話は、もう10年くらい前の話だと思います。

A君も、そして、社内では割と何でも話せた先輩も辞め、「その木」の下でダベる機会はなくなっていました。

結果として、その木の下で休憩する機会も減っていたんですね。

しかし、今年に入って私はよく「その木」の下で休憩するようになります。

たばこを吸いに行くためです。

今までは会社前で吸っていましたが…今年の春以降、新型コロナ対策で窓を開けています。

会社前で吸っていると煙が社内に入ってしまい、一部社員から苦情が出たんですね…苦笑

それは申し訳ない。

ということで今年の春以降、「その木」の下で一息つかせてもらっていました…。

そして、夏くらいですかね…

いつものように、その木の下でたばこを吹かしていると…ふと「その木」のことが気になりました。

何でしょうね。自分でもわかりません。

そして何となく、私の中で「その木」にあだ名をつけてみました…笑

「ウソッキー」です。

ポケモンGOのキャラからとったあだ名です。

これが「ウソッキー」
本当は「岩」です…笑

で、何となくあだ名をつけてみると、親近感がわいたりもします。

それ以降、何となく「ウソッキー」のところへ行くと、心の中で「今日もお疲れ~」とか挨拶をするようになっていったんです…笑

もちろん、心の中でですよ…笑

まぁ、割とキモイ話かもしれません…苦笑

ただ考えてみれば、何だかんだで15年もの付き合いですしね。


ということで、先日もウソッキーのいる場所へ、たばこを吹かしに行ったんです。


すると…


ウソッキーがいない!

ある日突然、根元から綺麗に切られていました…。

理由は不明ですが、年老いた木には見えませんでしたし、邪魔でもありませんでした。

ウソッキーのせいで辺りが暗い…というほど大きい木でもありません。

どこかの場所に移転して元気にしているといいな…とは思いましたが、そんなことはないのでしょう…。

とにかく、余りに突然で驚きましたね…苦笑

しかし不思議なもので、お別れの少し前から数か月間、ウソッキーと心の中で会話をすることができました。

これは良かった…ということにしましょう。

そして、せめて「彼」の生涯が幸せなものであったことを祈りつつ。

また、仕事でヘタっていた私に木陰をつくってくれたことに感謝して…

今日もウソッキーが居た場所で、たばこを吹かしています。

ちょっとした雑談まで、失礼いたしました。

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